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「ONLYNESS」_5

今回で「ONLYNESS」の最終回としようと思います。
非常に参考になる所が多かったです。
興味を持って頂けましたら、実際に手に取って読んでみてください。
きっと力をくれる一冊だと思います。


目次
  • クリティカル・マス
  • 反逆と主導
  • まとめ

クリティカル・マス

ひとつの集団の15%未満の集合に属すると、その人物はもてる能力を発揮しにくくなると論じ、その理由を3つ挙げた。
第一に、行動を監視されているような気がして委縮するため
第二に、成功を可能にする社会的環境(信頼の置ける人間関係)から締めだされ、孤立感を深めるため
第三に、その集団の規範に従わなければならないと多大な圧力を感じるため、だ。

近年は多様性が尊重されるようになってきました。
LGBTという言葉も当然のように使うようになりましたし、歩いていても様々な国籍の人とすれ違うようになりました。
しかし、上記のような研究結果が紹介されています。
集団の15%に満たない少数派は十分な力を発揮することができないと。その人の価値に関係なく、少数派というだけで力が発揮できなくなってしまう。

本書の中で、三つの理由が挙げられています。これを見た時、830は「どれも精神的な問題なのだな」と感じました。精神的な問題に過ぎないのだったら、意識を変えるだけ克服することができるだろうと。
少数派であるというだけで委縮する必要もないし、圧力を感じる必要もない。自分の考えに自信を持って、胸を張って行動していけばいい。

研究によれば、少数派の割合がグループの30%に達すると、「異質なよそ者」というレッテルを貼られなくなり、個人の価値を尊重されるようになる。アイディアを表明した人間がだれであれ、アイディアそのものの価値を十分な数の人たちが認めてくれたときに初めて、最高のアイディアが実現する可能性が見えてくるのだ。

少数派の割合が集団の30%を越えると、集団全体から尊重されるようになるというデータがあります。30%に達すると、「異質なよそ者」というレッテルが剥がれるのだそうです。この30%という割合は、「クリティカル・マス」と呼ばれます。ここに到達して初めてアイディアの価値に目を向けてもらえるようになるのです。
つまり、クリティカル・マスに到達するまでは、少数派というだけで批判される。しかし、その批判は決してアイディアの価値を吟味した上で行われているものではないということです。
だから、どれだけ批判されたとしても気にする必要はない。情報発信を続けながら、一人、また一人と自分の味方を見つけていけばいい。自分のアイディアが本当に素晴らしいものであったなら、味方はすぐに見つかるでしょう。そして、クリティカル・マスに達した時、あなたのアイディアの挑戦がスタートするのです