今回は興味深い表現を二つ紹介させて頂きます。
是非参考にしてください。
読者の方々にとって新しいものの見方になっていれば幸いです。
- 古い評価基準が変わらない
- 金継ぎ
- まとめ
古い評価基準が変わらない
草原に、さまざまな生き物-鳥、サル、ペンギン、ゾウ、魚、セイウチ、オオカミ―が一列に並んでいる。正面のテーブルにはひとりの男が座っていて、こう命じる。「公平な選抜のために、みなさんには同じ試験を受けていただきます。では、あそこの木に登ってください」
もちろん、サルは大喜び。その他の動物たちはあんぐりと口を開けている。
なにしろ、7分の6、約85%の動物には、この選抜方式で合格する可能性がゼロなのだ。こうして85%の創造性が発揮されるチャンスが失われる。しかし現実世界においては、「これまでずっとそうだったから」という理由で、古い基準が定められたまま変わらないケースが多い。
この風刺は非常に的確だなと感じました。
IT業界やコンサル業界を目指す人の多くは、「うちの業界は実力主義だから、みんなに平等なチャンスがあるよ」と考えているだろう。でも「実力主義」という言葉を聞くと、著者はこのような風刺画を想起するのだそうだ。社会に限らず、教育現場で実施されている試験の現状もよく表現している風刺画です。
論理的に考えたり、数字に強かったり、そんなところばかりが重視される。協調性や発言力ばかりが重視される。しかし、それは本当に適切な指標になっているのでしょうか。とりあえずいい大学に入りなさいというような親はたくさんいるでしょう。それは本当に正しいアドバイスなのでしょうか。
どんな人間になりたいのか、どんな人生を送りたいのかを考えて、それを実現にするためにはどんな能力が必要なのか。個人個人としっかり向き合っていかないといけない。とりわけ自分とは十分時間を取って向き合うことが必要だ。
論理的に考えられる人が優秀なわけじゃない。論理では説明できないようなアイデアを出せればそれでいい。
数字に強くなる必要なんてない。数字に強い人と仲良くなるコミュニケーション能力があれば十分だ。
協調性によって周りに同調してしまうくらいなら、しっかりと自分の考えを持つべきだ。
「会議で発言しない人なんて、いないと同然だ。」という人は多いだろう。しかし、発言せずとも議論を動かすことはできる。誰にも気づかれることなく、自分の思い通りに議論を進行することができる。
どれも一つの見え方にすぎない。少し立ち位置が変われば世界は全く違ったものになる。
今まではこれらのものが重要視されてきたかもしれないが、これからもそうなるかは分からない。
そして、これらの指標は大きく変わっていくと830は考えている。
だから、今の古い基準の中で苦しんでいる人も気にしないでほしい。将来、大切になる基準を自分で考えて、そこを伸ばしていってほしい。
古い基準に順応した人はたくさんいる。だから、違う人材になってほしい。みんなと同じ土俵で戦わないでほしい。
社会はどうなっていくのか。どんな人材が求められていくのか。自分はどんな人材になりたいのか。
そういったことを考えるのってめちゃくちゃ楽しくないですか。自分の信じた道を行けばいい。何を選んだって正解なんです。白いキャンパスに何を書いたって正解なんです。
ワクワクしませんか?