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ビジネスは奪い合いから与え合いへと変わっていく

モノ志向から、コト志向へと変わっていく中で、買い物という行為は「消費」から「応援」へと変わっていく。
そして、ビジネスは「奪い合い」から「与え合い」へと変わっていくのです。
ビジネスを通して、多くの人たちが協力し合い、社会を良くしていく。それがビジネスのこれからの形であり、企業の在り方である。

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目次
  • マーケティング3.0
  • 奪い合いから与えあいへ
  • まとめ

マーケティング3.0

1950年代後半~1960年代のマーケティングを示したマーケティング1.0では、より多くの商品を販売し利益を得るという目的のため多くの製品開発、生産を行い、マスメディアを通して消費者の購買意欲を刺激する、いわゆる伝統的なマスマーケティングとしています。それに対して、1970年代後半~1980年代のマーケティングを表したマーケティング2.0では、顧客に焦点を当ててその満足度を目的に掲げ、1対1のコミュニケーションで顧客との関係性を高める手法に代わり、商品そのものの差別化を訴求していいます。そして、1990年代後半~2000年代のありようを表したマーケティング3.0では、マーケティングの目的を「よりよい世の中にする」(make the world a better place)ことと定義し、マーケティングの指針を「企業の理念、ミッション」としました。単に一般大衆の物質的な欲求にこたえる時代から、成熟した消費者と新しい価値を共創し、よりよい世の中を創造する時代へ、価値観が大転換したと考えられます。

1960年代のビジネスは、「どうやってモノをたくさん売るか」に焦点が当てられていた。
1980年代のビジネスは、「どうやって顧客を満足させるか」に焦点が当てられるようになった。
そして、2000年代のビジネスは、「どうやって社会を良くしていくか」に焦点が当てられるようになっている。

モノの価値を伝えるだけでなく、パーパスを顧客との共有価値、つまり一方的に伝えるのではなく、共感してもらえる価値にすることが、マーケティングの重要な役割になってきたのです。

どんなビジネスを考えていくにせよ、社会に横たわる問題は何なのかを発見し、それをどのように解決するかが重要なポイントになる。その理念に共感してくれた人が、顧客となってビジネスを応援してくれるのだ。
社会の問題を考える時に役立つ指標がSDGsである。SDGsに含まれる17の項目の中で、どこを一番の問題だと考えるのか、それをどのように解決するのか。SDGsに照らし合わせてビジネスを考えることで、将来の事業を開発していくことができるのだ。