自己紹介の方で、
せどりをやっているとお話しさせて頂いたの思うのですが、
フリマアプリで売買をしてまして、
ラクマをよく使っています。
迅速かつ丁寧な対応を心掛けていますが、
購入者様から感謝のコメントを頂けると嬉しいものですね。
ラクマアカウント:https://fril.jp/shop/830sales
そこで面白そうだなと思った書籍を買わして頂いているのですが、
1冊500円とかで変えてしまうのでとてもコスパがいいです。
今回はそこで参考になった、
「仕事は楽しいかね?」
という本を紹介させて頂きます。
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概要
話の内容としては、
あるビジネスマンが空港で飛行機の遅延に遭遇し、
時間を潰していると、
ある一人のおじいさんが現れて、
色々とためになる話をしてくれるというものです。
初めは、
変なおじいさんが近づいてきたと思った主人公ですが、
そのおじいさんが実は、
有名な発明家・起業家で、
経済的にもかなり成功を収めた方であったことが分かります。
その人の話を聞く中で、
主人公の考え方も変わり、
最終的に成功を収めたようです。
おじいさんはたくさんの偉人の例を出したりするなど、
以前紹介した、
「夢をかなえるゾウ」
に非常に似た物語となっています。
830が読んだ感じでは、
「夢をかなえるゾウ」
の方がユーモアもあって読み易い印象です。
しかしながら2冊の違いを述べるとすると、
「仕事は楽しいかね?」は、
起業家向けの一冊で、
「夢をかなえるゾウ」は、
ビジネスマン向けの一冊となっているように感じました。
本書で述べられているテーマは、
「『試す』ことを楽しめ」
というものです。
何かと計画を立てて、
リスクを考えて手を出さない人が多いが、
失敗なんかないからとりあえず何でも手を出してみなさい
と述べています。
こういった所も、
非常に起業家向けな印象を受けました。
初めの導入部分で、
主人公が、
有名な起業家であるという事を知らない時は、
おじいさんを軽く受け流していたのに対して、
おじいさんの素性を認識すると、
真剣に話を聞き始める
というシーンがすごい意味深で、
830には印象的でした。
世の摂理ですけど、
何か悲しい気持ちになりました。
大切なのは、
誰が話しているかではなくて、
話している内容なのに、
外堀に影響を受けてしまう自分たちの愚かさを、
指摘されているように感じました。
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考察
この本で勉強になった部分は大きく2つです。
それぞれ説明していきたいと思います。
毎日、昨日と違う自分になる
これは、
毎日成長するという意味ではありません。
昨日よりも実績を上げる必要もないですし、
昨日よりも難しい事をやる必要もないですし、
ただ、
昨日とは違う事をする
という事です。
人はすぐに物事を作業にしてしまいがちですし、
人間の本能として新しい事への挑戦を避けがちです。
しっかりその部分を意識して、
いつも違う事をするようにしようという事です。
これが『試す』という事です。
多くの人は『試す』回数が少なすぎるために、
『試す』ことのハードルが高くなってしまっているのかもしれません。
毎日新しい事を『試す』癖をつける事で、
大きな挑戦をする時も、
心理的なハードルを小さくすることができるのです。
おじいさんは、
「挑戦は10回中9回は失敗する。
だから、たくさん挑戦しないと成功はできない」
と述べています。
また、
「たくさん挑戦する中で、
様々なノウハウを手に入れる事ができれば、
10回中9回していた失敗が、
10回中8回くらいにまでは減らせるかもしれない。」
とも述べていますが、
成功する確率は確かに非常に小さいが、
何回でも挑戦する権利があるというのが、
本書のテーマとなっています。
日々たくさん『試し』、
日々たくさん失敗することで、
「失敗は許されない」
といったような日本人的な固定観念が薄れていくのかもしれません。
830もどこかで述べたと思いますが、
失敗というのは物事の結果自体にあるのではなく、
結果の捉え方でしかないと思います。
ある結果があって、
失敗してしまったと思うのか、
何か学ぶことができたと考えるのか、
は本人次第であって、
結果自体に重要な意味はない。
たとえ借金を抱えて破産してしまったとしても、
その結果自体には意味はなくて、
大切なのは、
その結果をどうとらえるのかという事です。
本書で述べられている、
たくさん『試す』という事や、
830のように、
結果をポジティブにとらえる、
といったように心掛けていくことで、
『挑戦する事』のハードルを下げ、
たくさん『試す』ことができた人が成功できるのだという事です。
アイデアも複利的に増える
この考え方は本書の最後の方で書かれていたところなのですが、
非常に面白かったです。
先日、
「レバレッジ時間術」を紹介させて頂きましたが、
そこでは、
「時間=お金」で、
お金と同じように時間も複利的に増えていくと書かれていました。
プログラムを組んだり、
作業を整理するといった、
一見時間のかかる作業を初期に行う事で、
長期的にたくさんの時間を生み出すことができるという考え方です。
それと同じように、
アイデアも複利的に増える
と書かれていました。
つまり、「お金=時間=アイデア」という事になりますね。
例えば、会社で働いていたとして、
「これこうした方がいいな」
というアイデアを思いついたとします。
それを上司や同僚に話して聞いてもらうというのは、
少しハードルの高いことかもしれません。
結局口にしないまま、
いつものようにルーティンワークをこなしている人も、
たくさんいるのではないでしょうか。
しかし、
勇気をもって話をしてみる事で、
「それだったらこうした方がいいな」
とアドバイスがもらえるかもしれません。
「いったん考えてみるね」と、
自分の意見を持ち帰ってから、次の日に、
「昨日のアイデアだけど、
それをそのまま採用する事はできないけど、
こうする事にしたよ」
と普通なら絶対生まれなかったアイデアを、
生み出してきてくれるかもしれません。
こういった事を続けて、
色々と物事を考えているという印象を持ってもらえれば、
「今こうなってるんだけど、何かいいアイデアないかな」とか、
「こういう案を考えているんだけど、どう思う」とか、
今までならなかったような
アイデアについて議論する場が生まれるかもしれません。
すると、
アイデアがアイデアを生むようになってくるという事です。
あまりうまく表現しきれていないように感じますが、
大切なのは、
何事においても初期はコスパが悪くなってしまうという事に、
気付けるかどうかが重要なように感じました。
830が積み立て投資を始めた時も、
転売を始めた時も、
安定期に入るまではやはり考える事も多いですし、
そのことが気になる時間も多くなりがちで、
作業的にも、精神的にも疲れました。
多くの人は、
その段階でコスパが悪いなって辞めてしまうんですけど、
初期にコスパが悪くなりがちだっていう事を把握していれば、
将来は採算が取れると、
長期的に物事を考えられるようになるのではないでしょうか。
新しいアイデアを口にするのは恥ずかしいことかもしれませんが、
特に初期はそうなりがちです。
あいつはそういうやつだとか、
周りがアイデアを受け入れてくるような雰囲気になってくれば、
自分がアイデアを口にするハードルも下がっていくでしょうし、
同時に周りの人のハードルも下がっていって、
湧き出るようにアイデアが生まれてくるような、
いい環境が長期的にはイメージできないでしょうか。
まとめ
常に『試し』続けることを強く伝えた一冊ですが、
その中で、
計画なんかしないでどんどん試していかないとだめだ
と書かれていて、
最近読んでいたビジネス書と全然違う意見で、
初めは違和感を覚えました。
「レバレッジ時間術」を読んで、
一日の時間割とかまで考えて生活してる自分が、
否定されているような気分でしたが、
起業家向けの本であると割り切って受け入れました。
当然ながらビジネスマンも常に『試す』ことは重要だと思いますし、
参考になる部分は多かったですが、
少し過激な部分もあって、
会社員向けではないのかなと思いました。
話しているおじいさんが元々起業家ですしね、
時間割を意識した生活は継続していこうかと思います笑。
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P.S.
最近Googleカレンダーの細かい機能まで、
使いこなすことができるようになってきましたが、
本当に便利なのでおすすめです。
単にGoogleカレンダーに予定を入れるだけではなく、
カテゴリー分けや複数アカウントの利用など、
是非いろんな機能を使ってみてください。
ある技術は使わないと本当にもったいないので、
新しいものを試してみてください。
今回たくさん引用した、
「レバレッジ時間術」も非常に参考になる一冊なので、
よければ、
830のブログと共にご一読ください。
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