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「転職の思考法」のすすめ_3

今回も「転職の思考法」から学んでいきましょう。
会社員として大切にしておくべき価値観を紹介します。
社会の問題を鋭く指摘していると思います。
会社で員であるという事に感謝するとともに、現状のままではいけないんだと、向上心を持って働いていきたいものです。
それではいきましょう。


目次
  • 多くの会社員は実力以上の給与をもらっている
  • マーケットバリューと給料は長期的に一致する
  • まとめ

多くの会社員は実力以上の給与をもらっている

組織にいると、給与は当たり前のようにもらえるものと勘違いする。そして大きな会社にいる人間ほど、実力以上の給与をもらっていることが多い。その中の多くの人間は、会社が潰れそうになったり、不満があると、すぐに社長や上の人間のせいにする。だがな、勘違いするんじゃない。君が乗っている船は、そもそも社長や先代がゼロから作った船なんだ。他の誰かが作った船に後から乗り込んでおきながら、文句を言うのは筋違いなんだよ

普段生活していると、感謝すべきところにも気付くことができない。本当は、会社員として働いているというだけで、私たちは感謝しないといけない。社会に価値を提供する、お金を稼ぐというのは簡単な事ではない。しかし、会社に勤めるというだけでそれが可能になって、生活できるようになる。そんな基盤を提供してもらっていることに感謝しないといけない。
会社に勤めて日々仕事をするだけで、自分はたくさん頑張っていると考える人がいるかもしれない。しかし、会社の中で頑張るというのは人の船をこいでいるに過ぎない。海を渡る時に一番大変なのは船を作り、航路を見つける事であって、そこの部分を省略して会社の中で頑張っていたとしても、その頑張りなど高が知れている。

社会に価値を提供するために働く基盤を作った人がいる。しかし、自分が生活していくためにその基盤を利用している人は、社会に価値を提供するという本質的な部分を忘れてしまう。社会に価値を提供する、人の役に立つという人間の社会活動の本質を決して忘れてはいけないし、それを可能にしてくれる会社には当然感謝しないといけないのではないだろうか。

そして会社員として働いているのであれば、この事を覚えておいてほしい。
『大きな会社にいる人間ほど、実力以上の給与をもらっている』
多くの人は、職を失う事を恐れているだろう。だからこそ、転職と聞くと及び腰になる。それはどうしてか。多くの人が、職を失った時に、すぐにまた同じような待遇で雇ってもらえるとは考えていないからだ。それはどういうことか。その人の現在の待遇は、市場価値以上のものになっているという事だ。つまり、多くの人が実力以上の給与をもらっているという事に他ならない。
ここで830は、実力以上の給与を払ってくれる会社に感謝しろと言いたいのではない。実力以上の給与をもらってしまっていることで、その会社に縛られていることに注意しろと警告しているのだ。お金で会社に縛られてしまっている。転職を一つの選択肢とするためには、自分の市場価値を高めることが必要不可欠だ。日々会社の中で挑戦を続け、成長を続け、どこの会社でも同じような待遇で評価されるという自信が持てないと、転職を選択肢とすることはできない。

目先の給与にもて遊ばれるのではなくて、自分の成長を第一に考えるべきだ。どうすれば自分の市場価値を高めることができるのかという視点で選択をすること、それが転職の思考法の一つのキーである。