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「2020年6月30日またここで会おう」のすすめ_1

まとめ

「奴隷とはものを言う道具である」という表現はとても秀逸です。そうならないように、日々頭を使って生きていきたい。人間として生きていきたいと思います。
また、レトリックの大切さは近年とても注目されています。たくさん会議があると思いますが、一つ一つにしっかり緊張感をもって臨みたいものです。何の準備もなく、参加する会議は本当に無駄な時間になってしまうでしょう。

P.S.

天動説から地動説に変わった理由というのは、説得でも論破でもなくて、実は「世代交代」でしかなかったんです。
つまり、パラダイムシフトとは世代交代だということなんです。

どのようにして天動説から地動説に代わっていったのかというお話が非常に興味深かったので紹介します。
地動説を唱えた時、多くの学者は天動説を信じていました。彼らは、地動説を聞いたところで、「なんて馬鹿なことを言っているんだ」と、地動説に考え方を変えることはなかったそうです。どれだけ地動説の確からしさを説明しても、天動説を信じる学者の考えを覆すことはできなかったのです。
しかし、地動説が唱えられてから、新しく現れた学者たちは、天動説と地動説を冷静に比較した結果、地動説の方が正しいのではないかと考えるようになったそうです。そうやって少しずつ地動説を信じる若い学者が増えていった。
そうこうしている内に、天動説を信じる年配の学者たちがこの世を去っていき、地動説の学者が生き残った。こうして、天動説から地動説へのパラダイムシフトが起こったのだそうです。
これを踏まえて、著者は「パラダイムシフトは世代交代だ」と述べられています。

人の考え方を変えるというのはとても難しい。固定観念を取り除くというのは容易な沙汰ではない。
「家じゃ仕事に集中できないよ」「リモートよりも対面の方がいい」「定時に帰るなんてありえない」
こんな考え方が根付いてしまっている人を変えることは難しい。
しかし一つ注意してほしいことは、こういった固定観念を植え付けられることは簡単だということです。「コロナの時代に出勤するなんてありえない」と思っていた人が、簡単に「直接会って話すことが大切だ」っていう考え方にはまってしまう。「残業なんてしたくない」といっていた人が、「残業しないと仕事が終わらないんだよ」って言うようになってしまう。
そういった意味では、パラダイムシフトは単なる世代交代よりも難しいと言えるでしょう。

地動説の話から学べることは、「周りの意見に流されず、本当に正しいものを冷静に選択していくべきだ」ということです
自分はどう生きたいのか、自分の中の正解は何なのかを、冷静に考えないといけない。周りの人の意見は関係ない。
地動説の例のように社会を変えていくためには、830たち若い世代が、本当に正しいと思うことを、上司や先輩の意見に流されることなく選び続けないといけない。


あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。