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「孤独になると結果が出せる」のすすめ_1

今回からは、脳科学で有名な茂木健一郎さんが書かれた「孤独になると結果が出せる」という一冊を紹介していきます。
孤独と聞くとネガティブな印象を持つ人が多いのではないでしょうか。孤独になるのを恐れて、いつも誰かと連絡を取っていないと不安だって人も、ネットが普及したこの時代にはとても多いのではないでしょうか。
この一冊を通して、孤独という状態に対するネガティブな印象を取り払って、効率よく孤独を使えるようになっていきましょう。

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孤独になると結果が出せる [ 茂木健一郎 ]
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目次
  • 人間の4タイプ
  • 孤独を楽しめない6タイプ
  • まとめ

人間の4タイプ

「結果を出せる/同調圧力に屈しない」=孤独な人
「結果を出せる/同調圧力に屈する」=面従腹背する人
「結果を出せない/同調圧力に屈する」=孤独になれない人
「結果を出せない/同調圧力に屈しない」=孤立する人

この本の中では、結果が出せる人・出せない人同調圧力に屈しない人・屈する人で人を4タイプに分類しています。

多くの人が孤独という言葉にネガティブなイメージを持ってしまっているのは、孤立と混同してしまっているからでしょう。周りと協調することができず、傍若無人な態度で嫌われていく人、それが孤立する人で、結果も残すことはできません。

日本人に一番多いだろうタイプは、孤独になれない人です。自分の意思がなく、周りに流され、外部の情報に反応するがままに自分の大切な時間を浪費していく。こういう人も結果が出せない。

日本の企業の中で優秀と考えられているのは、面従腹背する人です。うわべだけは服従しているかのように取り繕って、内心は自分の意見をしっかり持っている人。
自分よりも立場の上の人の顔色をうかがい、忖度をしながら出世していく。社内政治に精を出すビジネスマンは、みなこういう所を目指しているのでしょう。世渡り上手で、しっかりと結果も残します。

最後に残ったのが孤独な人です。
孤立する人と違う所は、周りと協調できないわけではないということです。協調する能力も持っていながら、あえて一人になることを選んでいる。必要な時は協力するけど、孤独できない人のように、いつも誰かについて歩くわけではない。しっかりと自立できている人というべきでしょうか。
自分の信念に従って、結果が残せる道を選んでいく。周りがどう考えているかというのは二の次で、自分が正解と思うところに全力で向かっていく。だからこそ、結果が出せるのです。

結果を残すために必要なのは、確固たる自分の意見を持っていること、周りの人と協力することができることの2点です。
日本人の多くは自分の意見を持っていない。「日本人は責任を取るのを恐れて自分の発言をしない」みたいな問題提起がされることがありますが、830的には「責任とか以前に、自分の考えを持っていない」のが実情ではないかなと感じます。どんな物事に対してもしっかりと自分の考えを持つことが大切です。コロナの対策をどうしようか、検察官の定年延長問題についてどう考えるか、社会の一つ一つの問題に対して自分の意見を持つなど、日々練習をしていくことが大切なのではないでしょうか。
そして、当然ながら、周りと協調する力は不可欠です。日本人に多い孤独になれない人はいつも誰かと一緒にいます。しかし、いつも誰かと一緒にいるということが協調性があることを示している訳ではありません。依存関係は協調とは呼びません。孤独な人の方が普段周りに人が少ないかもしれませんが、いざという時に協力する力は孤独になれない人を優に勝るでしょう。誰かに頼るをやめて、自分ひとりで生きていくという心構えが大切なのではないでしょうか。