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社会の利益を最大化するビジネス


目次
  • 富をなす根源
  • まとめ

富をなす根源

「富をなす根源は何かといえば、仁義道徳。正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することができぬ」
100年くらい前の言葉ですが、ここには時代を越えて現在も通じるメッセージがあります。一個人や一企業が利益を独占するのではなく、社会に還元してみんなで共有することで、国が全体的に豊かになり、築いた富が永続するということです。

これは「日本の資本主義の父」と言われる渋沢栄一の言葉です。日本経済を築いた第一人者でありながら、社会への貢献を最優先に考えていたそうです。

経済全体を考えた上で利益を最大化させるためには、社会全体の利益を最大化させるように選択した方がいいということはよく言われることである。資本主義経済では、各個人、各企業が自らの利益を最大化させるように合理的な選択を行う。しかし、それでは社会全体の利益が最大化されないのです。
渋沢栄一はまさに社会全体の利益を最大化させることを第一に考えて行動を続けてきた。100年前を生きた渋沢栄一はすでにそのことに気づいていたのである。個人の懐を肥やすために行われる事業は長続きしないのだと。社会全体を考え、得られた利益は社会に還元することによって築いた富が永続するのだと言います。

情報化社会になって、各企業、各個人が下した決断は多くの人に公開されるようになった。悪いことをすれば簡単に炎上し、その汚点は未来永劫ネット上に残ることになる。目先の利益に溺れ、誰かを犠牲にしながら稼いだお金はどこかで回収される仕組みになっている。嘘はつけないし、悪いことはできない。
逆に、社会のために起こした行動も、簡単に世間に知れ渡っていく。そこに共感してくれた人が、ファンになって、支援してくれるようになる。信頼が生まれるのである。
もはや今の時代は、個人の利益を最大化させるためには、社会の利益を最大化させないといけないというくらいまで進んできている。

さらに、100年前と大きく違うことは、グローバル化が進んだことである。渋沢は日本をいい社会にすることを考えた。しかし、今の時代は日本だけではとどまらない。日本が強くなるための選択をするというのは、もはや利己的な選択だと判断されてしまうくらいグローバル化が進んでいる。国境に縛られて生きるというのはもはや昔の話である。
では私たちはどこまでを社会として考えなければならないのか。830は地球だと考える。同じ地球に生きる人々、生命はみな同志であり、それら全体の利益が最大化するような選択でなければ富は続かない。

どれだけ利益を生み出したところで、それによって地球を汚し、生命を絶滅へと脅かすような事業は長続きしない。地球温暖化を助長するような事業は廃れていくだろう。逆に、これから注目されるビジネスは、地球をきれいにするビジネスである
是非その視点でビジネスを探してもらいたい。830が注目しているのは水素だ。水素の開発はまだまだ発展途上で、水素の値段は高い。しかし、近い将来、水素の開発は進み、地球をきれいにしていってくれると期待している。少し話は逸れましたが、ぜひ多くの人に水素という未来のビジネスを知ってもらえれば感激です。

まとめ

今回は社会の利益を最大化するような選択を続けることの重要性について考えてきました。
今の時代、個人の利益を最大化させるためには、社会の利益を最大化させるような選択を取り続けるしかないということができるでしょう。良くも悪くも。
その現実を受け止めて、あなたはどう行動するだろうか。
あなたの会社は、あなたの仕事は、社会に貢献できているだろうか。地球を奇麗にしているだろうか。
ぜひ見直してみてください。


あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。