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830の経歴_5(高校2年生)

数回の投稿を終えたので、
ここで改めて本ブログの目的を確認しておこうと思います。

自己紹介のカテゴリーでは、
830の経歴を紹介しておりますが、
それと併せて、
830の考察、考え方も述べさせていただいております。

その中で、
830はどういった価値観を持っているのか、
830とはどういった人間なのか、
を知って頂こうという記事となっております。

それを踏まえた上で、
そういった人間が大企業に新卒入社し、
どのように変わっていってしまうのかを記録し、
読者の皆様に大企業に実状を知ってもらい、
人生設計にお役立て頂きたいというのが、
本ブログの目的となっております。

こちらを踏まえた上で、
830の経歴シリーズをお読み頂ければ幸いです。

それでは今回は、
830の高校2年生を振り返っていこうと思います。

 高校2年生

高校1年生の時は、
すべての宿題をしっかりやって、
小テストもしっかり勉強して臨んで、
とかなり真面目に勉強しました。

そうする中で、
自分に必要なものは何なのか、
何が大切で、何がやらなくてもいいのかが、
少しずつ分かってきたように感じます。

高校2年生では、
やる宿題を絞って、
やらないものはやらないと自分の中で決める事にしました。

毎日チャート式を前から2問ずつ解き進める宿題や、
国語の感想文みたいな宿題は、
全くやりませんでした。

その代わりに、
自分でネットから落としてきた過去問や、
友達が引っ張ってきた証明問題など、
自分の興味が向く問題に取り組んでいました。

やらされるのではなく、
能動的に勉強するというのは、
非常に効率が良くなるのではないかと思います。

また、
830が大切にしていたのは予習です。

次の授業で解説される数学の問題や英文は、
かなり時間をかけて考え抜いてから授業に臨んでいました。

授業は答え合わせ兼復習くらいの感じでしたね。

しっかり自分で考えてから授業に臨むと、
その問題に愛着が湧くといいますか、
絶対に合っているから早く答えを教えてください、
という気持ちで、
授業にも真剣に取り組めていたように感じます。

後は、
英単語の小テストもとても大切にしていました。

英単語の勉強って自分ではなかなかできなくて、
小テストって形で縛られるからこそ毎日取り組めるんですよね。

本当にいいシステムだったなと感じます。

あと高校2年生で変わったのは、
理系選択をしたという事ですかね。

830は社会がめっぽう弱いので、
理系一択だったのですが、
今でも自分にとってはいい選択だったと思います。

先生が、
「理科が入ってくると、
理科ができなくて模試で差がついてくる。」
としつこく言っていたので、
しっかり勉強したのを覚えています。

理科だけではないですが、
英数理のすべての公式や基本をノートに書きだして、
網羅的に再確認するというのを、
高校2年生の初めに行いました。

「あー、これ知ってる、知ってる。」というものから、
「こんなんやったことあったっけ。初耳やねんけど」というものまで、
全てに目を通すことで、
自分に足りないところを見つけられ、
逆にここはしっかり覚えているんだなという自信にも繋がりました。

この成果もあって、
理科が入ってからもしっかり得点を取って、
学内では常に上位に入る事ができました。

なんか高校2年生の振り返りというよりは、
勉強方法の紹介みたいになってしまいましたが、
このくらいの時期から、
勉強をファーストプライオリティにおいて、
頑張っていたように思います。

勉強をするという明確な課題があって、
充実した生活を送っていたように思います。

考察

型にはまる。そして、型を破る。

型にはまることの大切さは多くの所で語られています。

日本の伝統芸能などでも、
まずは弟子入りして、
しっかり基礎を教わってから、
自分なりに変化を加えていく。

僕の勉強法でも同じことを感じました。

まずは宿題や小テストなどを、
いわれるがままにこなしたことがよかったと思います。

つまり「型にはまる」という事ですね。

そのようにシステム化するという事は、
何かメリットや目的があるはずで、
それはどういったもので、
本当に必要であるのかを知るためには、
どっぷりとその型にはまってみる事が重要です。

その結果、僕の場合は、
英単語の小テスト→自分で持続的に勉強する事が難しい
日々の宿題→言われないとやらない人への対策
予習・復習→授業の効率化や授業の定着
といった目的を見い出しました。

その中で、
英単語の小テストや予習は、
自分にとっても非常にメリットが大きいと判断し、
高2からも続けましたが、
日々の宿題や復習は辞めました。

勉強しない人対策の宿題は時間の無駄でしたし、
復習は効率が悪いと感じました。

元々同じことを何度も繰り返すのは好きではないので、
自分に復習は向いていないなと感じました。

このように自分なりに取捨選択していくこと、
これが型を破るという事です。

型というのは多くの人に適したように作られているため、
最終的には自分に最適な形に、
型を変えていくことが必要であると思います。

ただ、
普通「宿題やりません」と言っても、
聞き入れてくれる先生は少ないでしょう。

しかし、
このようにしっかり型にはまり、
どのように考え、どういう理由で、
「宿題を出さない」のかをしっかり説明すれば、
分かっている先生も一定数いると思います。

少なくとも830はそのようにして、
宿題を出さないようにしていました。

与えられた宿題を出さない代わりに、
自分で探してきた問題を提出したりはしていましたが。

というよりも、
最低限成績を残しているというのが、
一番重要だったかもしれませんが。

多くの人は、
過去の実績や肩書でしか話を聞いてくれないので、
もし830が劣等生であれば、
「そんなの駄目に決まってるだろ」
と一蹴されていたかもしれません。

しかし大切なのは、
万人に合うように設定された「型」が、
合っていなかったせいで、
成績が出ていなかっただけで、
思い切ってその「型」を破ってみれば、
驚くように成績が伸びるという、
可能性がある事を忘れてはいけないと思います。

俯瞰する力。

もう一つ、
高校2年生の時にやっていてよかったと思うのは、
すべての分野の公式や基本をノートに書きだして、
整理するという作業です。

そうする事で、
自分はどこが足りていないのか、
どこは得意なのかをしっかり把握する事ができました。

それまでは、
チャート式などにしても、
前のページから順番に問題を解き進めていましたが、
この時から、
しっかりどの分野の問題を解こうという意識をもって、
チャート式を使っていくことができるようになってきたと思います。

「無知の無知」という言葉は有名ですが、
多くの受験生は、
自分が苦手な分野について、
存在を認識できていない場合が多いように思います。

自分が得意な分野については、
「しっかり勉強しないといけない」
と思ってたくさん演習をするのですが、
実際は、
その分野は理解できているので、
勉強する優先度は低くて、
認識できていないような苦手な分野が、
視野の外にたくさんあるのだという事を理解する必要があると思います。

そのために、
しっかりと科目全体を俯瞰しする力が必要になるのではないかと思います。

830のように、
公式全てを書き出せとは言いませんが、
教科書の目次を見るのは非常に大切な作業です。

目次なんて見ずにどんどん問題を解き始めるという人は多いと思いますが、
どのような問題があるのか、
しっかりと俯瞰し、
今自分はどこの分野の問題を解いていて、
問題に取り組んだ結果、
その分野は理解できていたのか否かを、
しっかり確認していくことで、
効率よく勉強していくことができるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、
高校2年生を振り返りましたが、
830の勉強法を振り返った感じになってしまいたね。

しかしながら、
型にはまる事や俯瞰する力は、
勉強だけに限らず、
様々な場面で生きてくるスキルだと思いますので、
意識的に習得して、
どこかで活かしていって頂ければなと考えております。