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830の経歴_11(就職活動1)

今回は、
830の学部時代の就職活動について、
記事を書いていきます。

概要

830は、
学部時代と修士時代それぞれ就職活動を行いました。

今回は学部時代に行った就職活動について紹介します。

学部3年の頃から、
学部卒で就職を目指す人は就職活動を始めます。

文系の人の多くは学部卒で就職するので、
文系の部活の友達も就職活動を始めていました。

830も学部卒で就職しようと考えていたので、
説明会や1dayインターンなどに参加しながら、
情報収集を行っていました。

この時はまだ、
「これがしたい!」
というものも強くなかったので、
とりあえずブランドが高かったり、
給料が良かったりする企業を中心に就活をしました。

 メガバンクや商社、外資系コンサルやIT系などに加え、
メーカーの大学推薦も視野に入れていました。

しかしながら、
どこの企業を見てもピンとくるものはありませんでした。

(それぞれどんな感じで納得がいかなかったのか、
830なりの考えを考察に書いておくので、
参考にしてみてください。)

いくつかエントリーもしましたが、
「ここで働きたい!」
という思いもないまま、
面接などを受けていると簡単に落とされていきました。

そんな中、
イワタニ産業というエネルギーの専門商社に出会いました。

この企業の説明会を聞く中で、
環境問題の重要性を感じ、
今の830の軸なっているといっても過言ではありません。

イワタニ産業とは、
鳥人間コンテストを協賛している企業で、
メインはプロパンガスを販売しているのですが、
その他にも産業ガスや素材も扱っています。

その中の一つとして「水素」も取り扱っていて、
説明会では、
環境問題が叫ばれる中、
「水素」がその解決策になると、
熱弁されていたので興味を持ちました。

そこから「水素」というものを調べてみると、
非常に興味深く、
化石燃料などに代わるクリーンエネルギーになるのではないかと、
830は考えています。

エネルギー源としての「水素」は、
まだまだ世間には知られていませんが、
環境問題解決の一翼を担う存在になると期待しています。

その「水素」の事業を行う岩谷産業は、
おもしろい企業なのではないかなと感じました。

そこで、
イワタニ産業の水素プロジェクトに参加したいと、
エントリーをして面接に行きました。

「御社の水素プロジェクトに興味があります。」
とお話ししたところ、
「必ずしもそこに配属されるかわからないけど、
違う所でも頑張れますか。」
っていうのが最初の返答でした。

「なんでも楽しめるのが僕の長所なので、
どんな所でも頑張ります。」
とお答えはしましたが、
正直、
「なんで悪いポイントばっかり言うねん。
分かっとるはそんなこと。
そんな当たり前のこと飲み込んだうえで、
これやりたいですって言ってるに決まっとるやろ」
って思いました。

まあ、
面接をする人は当然、
技術の専門家ではないので、
そういった細かい話はしないのかもしれませんけど、
なんかネガティブな事しか言ってくれへんなーって思いました。

もっとこっちワクワクさせるように、
話されへんのかなーって。

この面接が就職活動のゴールを決めてくれました。

最終的に、
大学院に進学する事にしました。

入社した時に、
どこの部署に行くかわからへんって、
やっぱり専門性が足りなさ過ぎるんだろうなと思ったんです。

こいつはここにアサインさせるために採用する、
って企業側がしっかりイメージできるくらい、
やりたい事を明確にして、
さらにその分野への専門性を高めた上で、
就職活動をやり直そうって思ったんです。

そして、
大学院ではエネルギーの研究を行って、
専門性を高めていきました。

学部時代の就活は、
なんやかんややった結果、
大学院進学という結論になってしまったんですけど、
本当にたくさんのことを学べたと思います。

自分のやりたい事を明確にできましたし、
何のために大学院に行くのかを明確にできた

学部時代にしっかり自分を見つめ直せたことで、
大学院でも意識高く生活することができたと思っています。

大学院進学を念頭に大学に通っている理系の人も、
是非学部時代に就職活動をすることをおススメします

絶対それからの生き方が変わると思いますし、
就職活動を通して自分を見つめ直すことができれば、
かけがえのない経験になると思います。

っていうよりも、すべての人に、
自分を見つめ直す時間をしっかりとってほしい

自分が何をしたいのか、
自分は何のために今何をしているのか、
自分はどういう時に幸せを感じて、
自分はどういう時にイライラするのか、
自分を理解していないと、
自分の人生を生きていくのは本当に難しい。

是非定期的に自分を見直す時間を取っていきましょう。

考察

各業界を辞めた理由

学部時代は幅広く、
銀行・商社・外資系コンサル・IT・メーカーなどを、
回っていました。

どこも何となくピンと来なかったので、
830なりのそれぞれの業界のイメージを書いてみます。

あくまで830のイメージです。

銀行

社会には余っているお金が山ほどあります。

使い切れないお金が山ほど働かずに眠っている。

銀行は、
お金があれば価値を生み出すことができるっていう人に、
余っているお金を供給する仕事だと思っています。

お金が無いから事業を始める事ができないって、
本当にもったいない状態だと思うので、
それを打破するために存在するのが銀行。

だから本当に大切な仕事だとは思うんですけど、
悪く言うと、
雑務をやって手数料もらってるっていうイメージ。

830はそこにやりがいを感じる事はできませんでした。

それを一生仕事にしていくのはさみしいなと。

お金を使って、
実際価値を生み出す側に立っていたいなと。

商社

商社は価値のあるものを、
顧客まで届けるのが仕事

国をまたいで、
様々なものを流通させる役割を果たしていて、
こちらも本当に大切な仕事だと感じました。

しかし、
総合商社は扱っているものが多く、
どこに配属されるのかはわからないというのが一番のネックでした。

エネルギーを扱っている商社も多いですが、
入社してもそこに携わる事ができるのか分かりません。

さすがにこのギャンブルはできないなって思いました。

何を取り扱うかとかではなくて、
商社自体に価値を見い出している人はそれでもいいのかもしれませんが。

あとこれは単純な理由なんですけど、
転勤が多いっていう点で830には無理だなと思いました。

IT

IT系は最近話題になっていたので、
少し見ていましたが、
話題になっているからこそ優秀な人が集まるんだろうなと思いました。

めちゃくちゃお金かけて就職活動も行っていますし、
本当に勢いを感じました。

競争も必ず激しくなる。

だからこそ、
IT業界に進むのは、
レッドオーシャンに頭から飛び込んでいくようなものではないかなと、
それは正しい選択なのだろうかと思ったんです。

ITが叫ばれ、ソフトウェアが注目される今だからこそ、
逆にハードウェアな業界の方が希少価値が高まっていくと考えています

IT業界でガツガツ働く人って多くなっていくと思うんですけど、
逆にハードウェアな業界でガツガツ働いて、
専門的な知識をたくさん身に付けておいた方が、
将来830の希少価値は高まっていくのではないかと考えています。

メーカー

エンジニアとしてメーカーに行くと、
大学推薦で採用されている人が多くなるんですよね。

大学推薦で来る人って、
何がしたいとか考えて選んできてるんじゃなくて、
「教授にここがいいって言われたから来ました」、
「先輩が来てたから来ました」、
っていう人がごろごろいるんです。

そんな人任せな理由よく平然と言えるなって、
思っちゃうんですけど、
実際にそういう環境なんですよね。

こういう環境にいたら、
自分もそっちに流されてしまうなと思ったんで、
真っ先にメーカーは諦めました。

自分の身を置く環境選びって大切だと思うんで、
どういう自分になりたいのかを考えて、
職場環境がそれに適しているのかを、
しっかり見極める事も大切なのではないでしょうか

機械系だったんで分かるんですけど、
モノを作ることって本当に楽しいんで、
メーカーに行く人は、
是非モノづくりの楽しさを求めて入社して、
楽しんで仕事してほしいなと願っています。

やりたい事をするために稼ぐのか、やりたい事で稼ぐのか

就活中に話をしていた時に、
ある先輩が、
「仕事はお金稼ぐ時間やって割り切ってるから、
相応の給料もらえたらそれでええねん。
金に困らず、
休日楽しめたらそれでいい。」 
って言ってたんです。

仕事の考え方って様々あると思うんですけど、
結構こういう考え方の人も多いと思うんです。

インターンとかで職場に行った時に、
ある企業は本当にこういう価値観の人が多かった。

仕事は金を稼ぐために苦しい思いをするもんだ、
って完全に自分の中で割り切ってる人。

全部を受け入れてるから、
文句も言わないし、愚痴も言わない。

淡々と仕事をこなして、
「週末は誰々とゴルフ行くねん。」
って楽しみにしてるんです。

仕事とプライベートをしっかりと割り切るっていうのも、
一つの考え方で、
何も考えずにダラダラ仕事して、
仕事終わったら酒飲みながら誰かの愚痴を言う人より、
全然いいなって思います。

だけど、
仕事をする時間って本当に長いじゃないですか。

一週間168時間あって、
週5で8時間働いたら40時間。

残業とか入れたらもっとかもしれませんけど、
少なく見積もっても人生の1/4を仕事として割り切るのって、
もったいないなって830は思っちゃいます。

そこでも楽しめるように生きれたら、
もっともっと人生豊かになるんじゃないかなって思うんです。

考え方は人それぞれでいいと思うんですけど、
自分が働く職場にどういう人が多いのかは、
しっかり把握しておいた方がいいと思います

自分と価値観が違う人が多いと生きにくいと思います。

インターンに言って思ったことは、
やっぱり社風ってあるんだなってことです

類は友を呼ぶみたいなことかもしれないんですけど、
それこそ公私を割り切った人の多い企業もあれば、
社内のコミュニティを大事にしている人の多い企業もあるし、
なんとなくで働いている人の多い企業もある。

職場環境って本当に大切な要素になると思うので、
長期インターンとかで、
しっかり雰囲気を把握してから、
自分の価値観に沿った企業選びをしてほしいなと思います

まとめ

今回は830の学部時代の就職活動について、
記事を書きました。

価値観は人それぞれなので、
各業界についての捉え方も違うと思いますが、
こういう見方をしている人もいるといった感じで、
参考にしてもらえればうれしいです。

また、
就職活動において、
長期インターンとかは本当に役立つと思います。

自分の価値観を大切にするためにも、
周りの環境は本当に重要になってくると思うので、
企業の雰囲気をしっかり感じた上で、
企業選択を行ってほしいなと思います。

やりたいことが明確で、
そのための勉強もしていて、
社内の雰囲気も感じられている。

その上でこの企業に就職したいですって、
いう事ができれば、
絶対採用を勝ち取ることができると思います