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830の経歴_9(東京大学理科一類)

久しぶりに、
830の経歴について記事を書こうと思います。

前回は、
東京大学受験について書きましたが、
今回は入学してから、
2年夏の進振りまでについて、
振り返ってみようかなと思います。

basao830.hatenablog.com

概要

東京大学ではどのような生活をしていたのか、
簡単に紹介したいと思います。

勉学

東京大学では、
言語によってクラス分けがされ、
進振りが行われるまで、
一般教養の授業が行われます。

1クラス30~40人で、
入学直後の懇親会合宿や文化祭の出店など、
多くの行事をクラス単位で行っていくので、
クラスで仲良くなっていくのが一般的です。

授業も、必修単位は、
クラス単位で時間割が決まっていたりするので、
クラスで過ごす時間が非常に長いイメージです。

授業は週20コマ程度、
一日平均4コマ位を履修していきます。

そんなに出席に厳しいという訳ではないですけど、
なんやかんやみんな授業に来てる印象で、
授業出てるとそれなりに忙しいかなといった感じです。

試験は年夏・冬の2回。

クラスの友達に教えてもらいながら、
テスト前2週間くらいかけて勉強して、
試験終わったら2か月くらいの長期休暇。

一年の流れで言うと、
4~6月:授業
7月:試験
8,9月:夏休み
10~12月:授業
1月:試験
2,3月:冬休み
って感じですね。

長期休暇が2か月×2回あるので、
大学生って暇って感じで思われがちですけど、
それ以外はそれなりに忙しいと思います。

ここに、
部活やサークルの活動、
バイトとかが入ってくるんで。

特に授業出てる人は。

その他

830は軟式野球部に所属していました。

朝練が週3日、午後の自主練が週2日。

高校生の部活みたいに、
毎日朝夕練習するって程ガチではないですけど。

後は、
生活費稼ぐためにバイト。

塾講師を週3くらい。

時給は1500円~2000円くらい。

家庭教師や塾講師してる人が確かに多いですけど、
結構普通に、
居酒屋とかカラオケでバイトしてる人も多くて、
時給何千円の高単価のバイトで、
めちゃくちゃ儲かるっていう訳でもないです笑。

東大生の名誉のために言っておくと、
東大生限定の高単価バイトとかもあったりしますけど、
時給いいからって意外とみんな応募しないんですよね。

普通がいいって人もいるし、
なんやかんや普通なバイトの方が安心感があるのかもしれないですね。

830がやってる採点バイトは、
慣れれば時給3000円くらいにはなります。

在宅でできたり、
PCで採点できたりするんで、
結構いい案件です。

繁忙期とかはめちゃくちゃ忙しくて、
ガチでバイトしてる人は、
月収200万くらいいくっぽいですね。

月収200万って聞いたらすごいって思いますけど、
毎日寝る間も惜しんで、
24時間働いてるっていうの聞いたら、
そこまでしてお金ほしくないわって思っちゃうんですけど。

東大生の多くはそういう考え方なんで、
意外と求人困ってるっていう話も聞きます。

お金配れば人が集まるってわけでもないみたいですね。

まあバイトのことは置いておいて、
授業が週5×4コマあって、
部活が週5×半日あって、
バイトが週3あって、
って感じなんで、
大学生も結構忙しいですよ、
ってことが伝えたい笑。

考察

東大生の本気

東大に入って、
友達と話してたり、
授業とか受けてると、
やっぱり頭いいなあって思う事、
結構あるんですよね。

数学の授業受けてて、
計算問題が渡されて、
830はすぐに鉛筆もって計算を始めるんですけど、
横の友達はずっとなんか問題を眺めて悩んでるんです。

「早よ解けば」
って言ったら、
「なんかいい方法ないかなって考えてる」
とか言うんです。

で、
その後バーッて計算して、
終わってみたら友達の方が、
圧倒的に早く終わってるみたいなこと、
結構あるんですよね。

やっぱりすごいなーって思います。

東大生と話してても、
話の例えとか落ちで、
歴史上の人物とか出てきた時には、
「いやいやついてけへん笑」
ってなります。

予備知識がないと笑いについていけない。

特にすごいなーって思ったのは、
試験直前の追い込みです

いつもは大して勉強してないように見える人でも、
試験が近くなってくるとガチで勉強始めるんですよね。

授業とか来なくなるやつは多いですけど、
さすがに東大まで来てるんで、
そこまでちゃらんぽらんな奴は少なくて、
試験ではしっかり点数とってくるんです。

「昨日はめちゃ勉強したわ」
って言われたんで、
「どれくらい勉強したん?」
って聞いたら、
「朝8時に大学来て勉強始めて、
夜の22時に図書館閉館して帰ったから、
14時間くらいやなー」
って言ってました。

試験近くなったら、
毎日そんな感じで勉強するんですよ。

本気になった時の、
追い込みが普通じゃないんですよね。

14時間ほとんど休憩せずに勉強できちゃうんですよね。

そして、
勉強時間の質がめちゃくちゃ高いのが、
東大生の特徴だろうなと思います。

友達と勉強しに行こうとか絶対ならないし、
勉強してる時はlineとかも返ってこなくなります。

本気で勉強する時は、
独りで籠ってやりきる。

勉強時間の量だけじゃなくて、
勉強時間の質も圧倒的に高い。

その追い込み方を知っているのが、
東大生なんだなって思いました。

東大生って普通

本気で何かに取り組む時の、
量と質は圧倒的だなと感じた一方で、
それ以外は全然普通の人が多いですね。

とんでもなくコミュ障みたいな人も、
実際はそんなにいないですし、
みんな気さくで、
人当たりがいい人が多い。

礼儀もしっかりしてて、
当たり障りのない会話はうまいっていう人が多い。

無駄に圧力的な人とか、
すぐキレるような人は滅多にいなくて、
温和で、ゆったりした人が多い印象。

くそガリ勉な人とか、
プライド高くて上から目線な人とか、
をイメージしてたんですけど、
そういう人は圧倒的にマイノリティ。

性格の割合は、
一般的な割合と大差ないんじゃないかなと思います。

むしろ、
暴力的な人、
めちゃくちゃだらしない人、
和を乱す人みたいな、
ダメな人がいないので、
民度は相対的に高いんじゃないかなと思います。

一方で、
東大生だから何か人生が優遇されるかってことも、
あまり感じませんでした

それこそバイトにしても、
結構普通なバイトについてる人も多いし、
東大生だからめちゃくちゃチヤホヤされるってことも、
そんなに多いわけではありません。

就活でも、
確かにエントリーシートなどで落ちる事はまずありませんが、
面接では普通に落とされますし、
webテストで落ちる事も多々あります。

就活では、
結局大切なのは、
中身なんだなと感じました。

東大に落ちて、
めちゃくちゃ劣等感を感じる人とかたくさんいると思うんですけど、
東大に入ったからこそわかったことは、
学歴なんて本当に大した問題ではないなという事です。

何かを得る事で大きく世界が変わるわけではない
という価値観です。

あの人くらいお金があったら幸せだろうなとか、
甲子園に行けてたら幸せだったのにとか、
嫉妬とか、後悔とかをしてしまう事があると思うんですけど、
一応最高学府という形で勉学において一番を取ると、
何かを得たから幸せになるってことはないのかもしれない
という考え方になりました。

何かを成し遂げたから幸せになれるみたいな、
絶対的なゴールや、
何かができるからすごいみたいな、
絶対的な評価基準があるわけではなくて
「あなたは今幸せですか」とか、
「あなたは何をできるようになりたいですか」みたいな、
主観的な価値基準しかないと思うんです。

年収何千万あったらすごいみたいな、
万人共通の基準があるわけではなくて
あなたが求める生活にはいくら必要ですかっていう、
主観的な基準が重要なんだと思うんです

けど、
こういう事って何かを成し遂げたからこそ気づけることだと思うんです。

大金持ちになると、
お金があっても必ず幸せになれるわけじゃないとか、
甲子園に行くと、
甲子園に行ったから絶対プロ野球選手になれるわけじゃないとか、
気付かされると思うんです。

こういう事に気づければ、
何かができる事に意味がないって考えられると思うんです。

心の底からそう思う事が出来たら、
誰かが何かを持っているから羨ましいとか、
自分が何かできるからできない人を見下してやろうとか、
みたいな価値観から脱却できると思うんです。

何かを成し遂げなくても、
心の底からこういうことに気づける人もいると思うですけど、
やっぱり難しい。

だからこそ、
若い時、できるだけ早い段階で、
何かに真剣に打ち込んで、
一番を取ってほしい。

そして、
その一番ってことに、
何の価値もないんだって気づいてほしい

そうすれば、
嫉妬とか、後悔とか、蔑みとかから、
脱却して一回り大きな人間になれると、
830は思ってるんです。

一番を取るためには、
自分が一番得意なことに専念する方がいい。

それが勉強なら勉強でもいいですけど、
勉強じゃなくて、
野球でも、ピアノでも、ゲームでも、
何でもいい。

何でもいいから、
自分な得意な事に打ち込んで、
いい成績を残してください。

そして、
そんな成績に何の価値もなかったんだってことに、
気付いてほしいんです。

まとめ

今回はまず、
東京大学での生活であった東大生を参考に、
東大生の凄さをお話しさせて頂きました。

本当に集中力がすごい。

一つのことにより密度高く集中できるように、
830も鍛錬を重ねていきます。

後半では、
主観的な評価基準の大切さを書かせて頂きました。

誰かにどのように評価されるかなんて、
本当にどうでもいい話だと思うんです。

自分がやりたい事を、
自分が得意な事をやればいい。

このことに気付くために、
是非今を本気で努力してください。

そして、
できるだけ早い段階で、
何か成功を収めてください。

その成功に何も意味がなかったと思えた時、
周りからの評価を度外視して、

主観的な評価基準について、
真剣に考えるきっかけになるかもしれません。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

P.S. お願い

自己紹介の記事を書いていて、
どういう事を書けばいいのか悩んでいます。

こういう事が気になってるとか、
こういう事聞いてみたいとか、
質問などあったら、
問い合わせフォームやTwitterで、
教えて頂けると嬉しいです!