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830の経歴_7(防衛医科大学受験)

今回は、
830の受験期について紹介したいと思います。

830は、
防衛医科大学東京大学の2校を受験させて頂きました。

今回は防衛医科大学の経験の中で得たものを、
お話ししていこうと思います。

 

概要

防衛医科大学は、
受験期が非常に早く、
夏ごろに一次試験、年末に二次試験があり、
センター試験後に合格発表されます。

かなり早い段階で、
受験を経験できますし、
無料で受験する事ができるのでおススメです。

830はこの大学について全く知りませんでしたが、
父が「無料だから受けてみれば」という事で、
受験する事になりました。

せっかく受けるんだから勉強しようという事で、
しっかり過去問10年分を、
時間を測って解いて勉強しました。

夏はずっとこの勉強をしていました。

スピードと正確性重視の特殊な問題形式なので、
どこの大学を受けるにせよ、
新鮮でいい勉強になると思います。

正直めちゃくちゃ難しいです。

時間も足りませんし、
本番もたぶん6割も正解できていなかったと思いますが、
なんとか合格することができました。

初めての受験という事で、
非常に緊張した記憶があります。

過去問とかの段階で、
全然点数取れてなかったので、
受からないだろうなと思いながらの受験でしたが、
それでもやっぱり緊張しました。

電車で試験会場に向かう時は、
「この車両で今日一番人生かかっているのは自分だろうな」
とか思ったりしてましたね笑。

すげーつけ上がってるなーって今では思いますけど笑。

会場は多くの受験生が集まりますが、
記念受験みたいな人がほとんどでした。

試験前も、休憩時間も、
おんなじ高校の友達と集まって話している人が多く、
いつもの模試と大して変わらないなと思い、
緊張感が抜けていったのを覚えています。

あれだけ緊張して会場に来たのに、
「こんな雰囲気で受験って終わっちゃうんだー。
なんであんなに緊張してたんやろー」
って思いながら帰った記憶があります。

この経験もあって、
東大の本番の試験では、
緊張しすぎる事もなく試験に臨むことができたので、
本当にいい経験だったと思います。

なので、
第一志望を受ける前に、

練習で受験を体験しておくことは非常に大切だと思います。 

考察

受験は相対評価

防衛医科大学の合格通知をもらった時に、
受験は相対評価なんだなと感じました。

自分の中では、
本当に出来が悪くて、
絶対受かってるわけがないという気持ちでいただけに、
合格が出た時は驚きました。

6割も取れてないのに合格できちゃうんだと。

問題を解いていると、
「この問題もわからない、この問題もわからない」
と焦ってしまう事ことがあると思うんですけど、
この受験の時は830も同じように感じていました。

「半分ちょっとしかできてない。
けど時間もないし、もう駄目だ」
みたいな感じで。

けど、今考えると、
「問題が難しくて、みんな解けなかったんだな」
と単純に思います。

受験って合格点数が明確にあるわけではなくて、
受験生の中でどれだけ点数が取れたかが問題なわけで、
自分の点数の絶対評価は全然問題じゃないことに気づくことができました。

当然な事なんですけど、
このことに気づいてから、
問題を解いている時の心持ちは大きく変わっていきました。

問題が解けないから焦っていた今までに対して、
「俺が解けないってことは難しい問題なんだな。
みんなも解けてないだろうから、
とりあえず飛ばして次の問題やろ」
みたいな感じで切り替えていけるようになった気がします。

問題が解けない時って、
・自分がバカだから問題が解けない
・問題が難しいから問題が解けない
の2パターンがあって、
問題を解いている間に、
どっちで考えるかって自分次第なんですよね。

だって、
問題を解いている時に、
問題の難易度が明確に分かる訳じゃないですもんね。

じゃあどっちの考え方をした方がいいかって言ったら、
当然後者だと830は思います。

問題の難易度に対して何の情報もないのに、
単に自分が問題を解けなかったというだけで、
自分は馬鹿だって判断するのって、
めちゃくちゃネガティブな感じがしませんか。

自分がバカだったのか、
問題が難しかったのかは、
合否が出るまで分からないんですから、
合否が出るまでは、
問題が難しかったんだなって、
考える方がポジティブな感じがしませんか。

「あんまり分からないし、
点数は低そうだけど、
バーっと見渡した受験生の中で、
自分が相対的に一番頭良さそうだから、
問題が難しいだけで、
合格はしてるだろうな」
ってポジティブに考えてあげられれば、
試験中に自分を追い込まずに済むんじゃないですかね。

そうやって考えていくために、
日々しっかり勉強していくことが大切なことは間違いないですけど。

このポジティブ思考の源になるのは、
日々の努力に裏打ちされた、
圧倒的自信なので。

830の緊張の乗り越え方

初めての受験でめちゃくちゃ緊張したとお話ししましたが、
830なりの緊張の乗り越え方を紹介したいと思います。

どこかで見たのか分かりませんが、
気が付いた時からしていた方法なんですけど、
緊張してる時は、
胸に手を当てて、早い拍動を感じて、
「緊張してるなー」
って客観的な視点で自分を見ます。

「こんなに緊張するのいつ以来だろうなー」とか、
冷静に自分を分析するようにしています。

そして、
「こんなに緊張できる環境って幸せだなー」とか、
「今度こんな緊張できる環境いつ来るかわからないから、
しっかり楽しんどこー」とか、
考えていると楽しくなっていきます。

緊張って、
体の症状で言ったら、
脈拍が上がるくらいしかないですよね。

それって駄目な事なんですかね。

脈拍が上がってる状態で試験受けたら、
成績が下がるって化学的に証明されてるんですかね。

830は専門家じゃないんでよくわかりませんが、
脈拍と成績って、
別に直結してないんじゃないかなと思うんです。

何が言いたいかというと、
別に緊張してたっていいんじゃないですかってことです。

「緊張し易くて困っています。
いい緊張のほぐし方を教えてください」
みたいな質問って聞くことがあると思うんですけど、
緊張をほぐす必要あるんですかね

「緊張=悪」みたいな強迫観念を捨ててしまえば、
緊張してしまっている状態を、
治したいとすら思わなくなりませんかね。

「緊張をほぐさなきゃ」とネガティブに考えると、
どんどん緊張が気になってしまうと思うんですけど、
「へー、今の俺緊張してるんだなー」と中立的に考えられると、
緊張してるかどうかなんて問題ではないことに気づけないですかね。

緊張してるかどうかは問題ではなくて、
問題が解けるかどうかが問題なわけです。

「今日は脈拍が高い状態で問題を解いていくんだな。
頑張ろう。」
みたいな気持ちで試験に臨めばいいんじゃないですかね。

そうしたら、
緊張という問題は乗り越えられませんかね。

まとめ

今回は、
830の防衛医科大学受験について紹介させて頂きました。

ポイントは以下の2つです。
– 問題を解けない時は、自分のせいにするんじゃなくて、問題のせいにすることでポジティブに考えていく
– 緊張をほぐそうと頑張る必要はなく、自分は緊張してるんだなと自覚するだけでいい

どちらも物事の捉え方についてのポイントで、
結局は何事もポジティブに捉えていこうという点に尽きるのですが、
受験の中でも、
このポジティブ思考を活かしていけるといいと思います。