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「『再エネ大国 日本』への挑戦」_3

今回は、再エネへの挑戦について記事を書いてみました。
前回の記事では再エネの重要性を感じて頂けたと思います。
ここでは、一人一人がどのような意識で行動していけばいいのか、どんな挑戦が求められているのかについて考えてみました。


目次
  • 再エネの政治に参加する
  • 再エネの挑戦は夢と希望になる
  • まとめ

再エネの政治に参加する

ラウパッハ 再生可能エネルギーは、分散型で、非常に民主主義的ですね。誰でも参加できる。それと、情報技術と融合させて、しかも自動運転とか、IoTとか、自治体それぞれが持っている可能性と結びつけたら、大変豊かな、心の中に余裕を持てる可能性があります。なぜなら、生産性はものすごく高くなりますので、余裕が出るはずなんですね。そういう、未来は自分で作れるんだっていうポテンシャルは日本にあると思いますね。懸念しているところはいっぱいなるんですけれども、可能性もいっぱいあると感じています。

山口 日本はなかなかその方向に、うまく流れていかないのですけれども、どうすればいいとお考えですか。

ラウパッハ 政治に参加することです。

立命館大学経営学部国際経営学科教授 ラウパッハ・スミヤヨーク

エネルギーインフラというと、大量の化石燃料を海外から輸入し、大型の火力発電機で発電するというものが一般的でした。そして、日本全国に張り巡らされた既存の電力系統を利用して、電力会社が送電・配電を行う。一個人が付け入る隙など全く無かった。これまで、エネルギー事業は国家事業だったのです

しかし、太陽光発電といった分散型電源が普及する現代、その考え方は変わっています。各個人が独自に発電を行えるようになりました。蓄電池なども普及し、自分で作った電気を貯めておくことすらできるようになったのです。電気会社から電気を買わなくとも生活できるようになりました。エネルギーの自給自足が可能になりました。
電気会社から購入する電気は化石燃料由来の電気が大きな割合を占めますが、太陽光発電などで独自に発電を行えばCO2ゼロのエネルギーで生活することもできます。エネルギー事業に個人レベルで関わっていけるようになっているのです。
環境問題と聞くと非常に大きな問題のように感じます。しかし、自分の生活で使うエネルギーについて考えるという所にまで落とし込めば、身近に感じることができるのではないでしょうか。そういった小さな取り組みが、大きな問題を解決していくのです。

地球温暖化はどんどん深刻化しています。
小さなところからでも、こういった社会問題に貢献していこうという気持ちが大切です。
世界には地球温暖化なんかに目もくれず、傍若無人に振る舞う国もたくさんあります。
日本もそういった国と一緒になってしまうのか。それとも地球全体のために挑戦していく国になるのか。
政治の世界だけに限らず、エネルギーの世界も民主化が進んでいます。一人一人の行動が、一人一人の考えが未来を左右するのです。

是非多くの人が関心を持って頂けると嬉しいです。
きっとあなたの小さな挑戦が、人類の未来を明るくしていくのです。

ラウパッハ 政治に参加することです民主主義ですから、参加するということは、積極的に議論を起こす。摩擦を避けるのではなく、立場はいろいろ、見方もいろいろあるのですから。