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好きなことだけして生きていけ

しかし、好き嫌いという判断は仕事を進めていく上でも非常に重要だと感じる。
AとBのどちらかを決めないといけない会議があったとしよう。ほとんどの人は、自分がAにしたいのか、Bにしたいのかということを決めずに会議に参加する。「別にどっちでもいいから早く会議を終わらせてくれ」という態度で会議に臨む。
別にその人が周りの士気を下げ、害悪であるという話をしているのではない。そういう人は、会議が終わった後に、結果がAであろうとBであろうと何も感じることがないということを指摘したいのである。
「Aであるべきだ」と会議に臨んだ人は、Aという決断が出れば達成感を感じることができるし、次も頑張ろうと思うことができる。Bという決断が出れば悔しいから、「次こそは」と頑張ることができる。しかし、「別にどっちでも」と会議に臨んだ人は、どちらの結果になったとしても感情が揺さ振られることはないし、次には繋がらない。そんな働き方ではモチベーションも上がらないし、とてもつまらない働き方だと830は思う。

「別にどっちでも」という態度で生きる人は本当に多い。「Aであるべきだ」とポジションを取るのは勇気が要ることだ。ポジションを取れば負ける可能性が出てくるのだから。だから多くの人は、負けないためにポジションを取らないという選択をする。たとえば大学受験にしても、「この大学に行きたい」と心の底から勝負をかけられる学生は少ない。多くの学生は「いける大学に行こう」というスタンスで学業に励むのである。
しかし、ここで言いたのは、ポジションを取らないと勝つこともないということだ。ポジションを取れば負ける可能性が生じる。しかしそれと同時に、初めて勝つ可能性が生じるのだ。勝ち負けがあるから、それがモチベーションになって真剣に物事に取り組むことができるし、いいアウトプットを出そうと考えることができる。

できる限りたくさんの人に、自分と向き合ってもらって、ポジションを取ってもらいたい
最近は自分の好きなことをすることが大切だという意見がよく聞かれる。しかし、好きなことをして生きていくというのは簡単なことではない。ポジションを取らずに、周りに流されていれば、負けることがないのに対して、ポジションを取ってしまえば勝ち負けの世界に取り込まれてしまうのだから。だから多くの人は好きなことが見つからないと、ポジションを取らない選択肢を取る。
しかし、それでは自分の成長には繋がらないし、達成感もやりがいも感じることはできないだろう。
ぜひ勇気を持ってポジションを取ってください。好きなことをするという苦しい道に一歩を踏み出してください。

まとめ

今回はポジションを取ることの大切さについて考えてみました。
辛い道だと知った上で、好きなことに取り組んでみてください。
「好きなことで生きていくことはできない」という人は、ポジションを取ることの厳しさを知らない人だ。
好きなことをするというのは非常に難しい。だから多くの人はそれができない。だからこそ、好きなことをして生きていくだけで、あなたの希少価値は急上昇する。
「好きなことだけして生きていく」ということの本当の価値と、厳しさを、ぜひこの一冊から学んで頂ければ幸いです。


あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。