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「空想教室」のすすめ_3

今回は、前半では「お願いする」ということの本当の価値を830なりに紹介します。
そして、後半では責任を取りに行くことの大切さについて考えます。
参考になれば幸いです。
それではいきましょう。

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目次
  • 自分のできることを寄せ集めても事業はうまくいかない
  • 責任の向こうに
  • まとめ

自分のできることを寄せ集めても事業はうまくいかない

ぼくは今いろんな企業と一緒に仕事をしています。その中で気がついたことがあります。それは企業同士が「自分の得意なこと」を持ち寄ったときは、全然うまくいかないということです。
ところが企業が「自分のできないこと」を持ち寄ったら、うまくいくことが多いのです。
だから「人に弱みを見せる」というのは必要なことなのかもしれません。「人を頼る」というのは、もっと必要なことかもしれません。
「自分の足りないところ」が、人間関係を作る上で一番大切なものなのです。

この考え方は非常に興味深かったです。
チームというのは、みんなの強みを合わせ持てるから強くなるわけではありません。
チームというのは、みんなの弱みを補い合えるから強くなるのです。

弱みをさらけ出し合って集まったチームの方が、強みを押し出して集まったチームより強い。
弱みをさらけ出すことで、信頼が生まれる。自分の弱みをさらけ出した上で集まってくれた仲間は、自分の弱みを非難することはないだろう。自分の苦手なところは迷わずお願いしよう。そう思えるのです。
逆に、強みを出し合って集まったチームの中にはプライドが交差します。自分ができないやつだと思われたくないがために、強がっていくしかないのです。
どちらの方が上手くチームが回るでしょうか。
きっと前者です。

自分の弱みをさらけ出すというのは、非常に勇気が要ることです。そして、この世の中の多くのチームはそれができていない。
だからこそ、この課題さえ乗り越えることができれば、あなたのチームは大きく飛躍していくはずです。

苦手なことは誰かにお願いしてみればいい。勇気を出してお願いすれば、きっと「まかせて」と返ってくるでしょう。
思っている以上に「お願いする」というのは簡単なことです。是非やってみてください。
しかし、多くの人は「お願いする」ことが苦手です。考え方を変えてみてください。
お願いする」というのは、誰かに迷惑をかけることではありません。誰かのお願いに答えることで、そして「ありがとう」と感謝されることで、多くの人はやりがいを感じるのです。お願いする」というのは、誰かにやりがいを与えることなのです。
あなたが勇気というコストを払うことで、誰かにやりがいを与えることができる。そして、その対価として、誰かが手間というコストを払って、あなたに助けを与えてくれる。お願いする」というのは、あくまで対等な取引な取引なのです。