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「空想教室」のすすめ_4

今回は、会社の中で「楽そうな方」を選ぶなというお話をします。
多くの人は楽をしてお金をもらおうとする。できるだけ仕事は少ない方がいいと思う。
どうしてそういう風に考えてしまうのか。どう考えればそういう選択をせずに済むのか。
「無形資産」という非常に大切な概念とともに考えてみましょう。

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目次
  • 「楽そうな方」ではなく「楽しそうな方」を選ぶ
  • 生きていくためには自信が必要
  • まとめ
  • P.S.

「楽そうな方」ではなく「楽しそうな方」を選ぶ

能力というものは、失敗するか成功するかの「経験」によって身につきます。「楽をする」ということは、つまり「その経験を避ける」ということです。
だからずっと楽をしていたら、自動的に無能になって、誰からも見向きされなくなります。
(中略)
一生懸命いろんな経験をしてほしいです。もしなにかに迷っちゃったときには、「自分は楽を選んでいないかどうか」だけを気をつければいい。
そうしたらきっと間違えないで、今より前に進むことができると思います。

社会人として働き始めて、給料をもらうようになりました。一カ月働くといくらもらえるという契約の中で仕事をするようになりました。寝ていたって一定額もらうことができるけど、どれだけ働いても一定額しかもらえない。日系企業の中はまさに共産主義的な環境です。

そういう環境中で、多くの社会人はできるだけ楽をしようと考える。「どうせ同じお金しかもらえないんだったら、当然楽したほうがお得だ」と考える。
非常に危険な考え方です。
給料を一生懸命働いた時間で割り算して時給を考えるとすれば、確かにできるだけ楽した方がいいのかもしれない。しかし、どれだけ楽をしたとしても、会社に拘束される時間は変わらない。どれだけ楽をしたとしても時給は決して変わることがないということに注意しないといけない。

新しい考え方を提案しよう。それは無形資産までを考慮した考え方だ。
会社に勤めていれば、大体9:00~17:00くらいは拘束される。もしあなたが楽な方、楽な方を選択したとすれば、この8時間という投資から得られるものは取るに足りない給料だけだろう。しかし、もしあなたが大変でもたくさんの経験が積める選択を続けたとすれば、同じ8時間という投資から、給料だけではなくたくさんの経験や知識を得ることができる。その経験や知識はきっと将来もっともっと大きなお金をもたらすことになるだろう。
同じ時間を投資するという中で、どちらを選択した方が賢いのだろうか。

さらに、あなたが楽しいと感じられる選択をできたとしたらどうだろうか。会社の中で「きっとこうした方がいい」と提案すると、業務が増えて大変になるだろう。しかし、自分で何かを提案するということほど楽しいことはないと830は思う。誰かにやらされる仕事じゃなくて、自分で仕事を生み出すというのはきっとこの上なく楽しいだろうと思う。
たとえ大変だったとしても、「こうした方がいい」と自分で提案して、楽しい道を選ぶ。そうすれば、同じ8時間という投資から、給料、経験、知識だけでなく、達成感も得ることができるだろう。
同じ時間を投資するという中で、どの選択をする方が賢いのだろうか。

お金というものだけに縛られてはいけない。仕事から得られるのはお金だけじゃない。
経験や知識、人間関係や達成感、たくさんの無形資産を得ることができるのだ。

どれだけ楽をしようが、どれだけ働こうが、もらえるお金は変わらない。お金なんてそんなものでしかない。そんなものに気を取られていては、時間投資から最高の収益を得ることはできない。
大変だっとしても、たくさんの仕事ができる選択を選んだとすれば、経験や知識を得ることができる。いろんな人と協力して、仕事を進めたとすれば、かけがえのない仕事上の人間関係を築くことができるだろう。そして、その仕事が成功に終わったとすれば、この上ない喜びと達成感を得ることができるだろう。
無形資産というものに目を向けられるようになれば、あなたの選択が変わっていくかもしれない。「楽そうな方」ではなく、「楽しそうな方」を選んでいけるようになるかもしれない。そうすれば、8時間という時間投資の収益を最大化していくことができるのかもしれない。