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「入社3年塾」のすすめ_3

人のやり取りは勝ちまではない

悪気で何かを無視する人は決して多くありませんので、「え?なんでやってくれないんだ」と思っても、きっとコミュニケーションミスが途中で生じたと考えておくほうが心の平安が保たれますし、オーバーコミュニケーションの重要性を再認識するよい機会になります。
この趣旨から、「報告したはずですが」と上司、先輩に言うのは論外です。そういう言い方をして、よい結果になることはありません。相手のミスだとしても、気を悪くします。少なくても、「かわいくないやつだ」と思われますので、いいことは何もありません。
人のやり取りは勝ち負けではありませんので、「言ったはず」などと絶対に口にしないでください。

相手のことを信頼できていないと、すぐに人のせいにしてしまう。「相手がしっかり聞いていなかったせいだ」「相手が確認してこなかったせいだ」と言って、責任転嫁してしまう。しかしそれでは何も始まらない。同じような失敗を繰り返さないために、自分はどうしていくべきなのかを考える方がずっと建設的です。

ではどうすればいいのでしょうか。830は信頼関係だと思います。
組織の中で信頼関係が根付いていれば、人のせいにするなんてことありえません。相手のことを信頼していれば、「あの人が悪気があって、こんなことをするはずがない。自分の伝え方が悪かったのではないだろうか。」と考えられる。信頼している人に責任転嫁しようなんてことを考えるはずがないのです。

信頼関係が根付いた組織は強い。しかし、信頼関係を育むというのはとても難しい。だから、どこの組織も円滑に仕事を進めることができない。誰かが現状を変えていかないといけないのです。
830達で少しずつでも環境を変えていくことができる。まずは周りの人を一方的に信頼しよう。「あの人のために頑張ろう。自分が頑張れば感謝してもらえるはずだ。」「あの人がわざとこんなミスをするはずがない。自分の報告が適切ではなかったのかもしれない。これからはもっと気を付けよう。」と周りに全幅の信頼を置き、自責の念をもって日々最大限の努力をしていれば、きっと周りも自分の事を信頼してくれるはずだ。そうしているうちに、組織には信頼関係が根付いていくのではないだろうか。

信頼関係というのは、一方的な信頼から始まると830は考えています。最初に信頼をするというのはとても大変なことかもしれない。だからこそ、この記事を読んで頂けた人からこの挑戦を始めていってほしいと思う。信頼関係の起点となって、いろんなところで信頼関係を築いていってほしい。そして、信頼関係に溢れる社会になればいいなと願っています。