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「入社1年目の心得」のすすめ_2

今回も入社1年目の心得から二つのテーマについて考えていきます。
今回の2つのテーマは、これまで何度も言ってきた内容ですが、改めて見つめ直して頂ければいいなと思います。
それではいきましょう。

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目次
  • 「やらされる人」と「目的意識を持った人」の違い
  • 会議に新人を参加させる意図
  • まとめ

「やらされる人」と「目的意識を持った人」の違い

(三人のレンガ職人)
レンガを積むレンガ職人に、「何をされているんですか?」と質問するとこう答えたという。
1人目は「見ればわかるでしょ。レンガを積んでいるんですよ。ほんとこの暑いのに大変だよ!」とぶっきらぼうに答えました。
2人目は「レンガを積んで壁を作っているんですよ。こうして働かないと家族を養っていけないんでね。仕方ないさ」と答えました。
3人目は「教会を作ってるんですよ。この町の人たちの心に、安らぎと拠り所を与える協会をね!」と嬉しそうに答えました。

一人目は仕事を「作業」としてとらえ、二人目は仕事を「お金を稼ぐ手段」としてとらえ、三人目は仕事に「やりがい」を感じながら働いていたわけです。この違いを生んでいるのが、目的意識の違いだというわけです。
(中略)
「やらされている」という義務感を持ってしまうと、一人目のレンガ職人のようにやる気がなくなってしまうものなのです。ですから、仕事に取り組む際には「この仕事は何を目的としているのか」という目的意識をしっかりと持つこと。そうすることで仕事が楽しくなっていき、自分自身も成長できるいいきっかけになるのです。

三人のレンガ職人の話はこれまでも何度か紹介していきました。
しかし、「一人目は仕事を『作業』としてとらえ、二人目は仕事を『お金を稼ぐ手段』としてとらえ、三人目は仕事に『やりがい』と感じながら働いていたわけです。」という解釈は非常に的確だなと感じました。
あなたはどのように今の仕事と向き合っているでしょうか。心の底から仕事に価値を感じているでしょうか。

多くの人は言うでしょう。「俺の仕事なんてそんな大それたものではないから。」と。
しかし、大切なことは、考え方ひとつで見え方は180°変わってしまうということです。仕事自体に大した意味はない。その仕事からいかに価値を見出すのかというのは、その人の考え方次第なのです。今の仕事に価値を見出せない人は、どんな仕事に就いたとしても価値を見出すことはできません。
仕事の内容にせいにしてはいけない。仕事にやりがいを感じられないのは、仕事が楽しくないのは、多くの場合は自分の考え方のせいなのです。

人間なんてそんなすごいことができるわけじゃない。一人一人がやる仕事なんて、よくよく考えてみたら大したことじゃない。一つ一つの仕事は誰でもできるようなものしかありません。
あなたが日々やっている仕事が取るに足りないつまらない仕事だったとしよう。しかし気付いてほしいのは、上司がする仕事も、社長がする仕事も、仕事一つ一つを見れば同じくらい取るに足りない仕事でしかないということだ。あなたがどんな役職に就こうと、どんな会社に勤めようと、取り組むことになる仕事は相変わらず取るに足りない仕事しかないのだ。資料を作ったり、プレゼンしたり、会議をしたりと、よくよく考えたら高校生でもできるような仕事しか待っていない。
だから、今の仕事にやりがいを感じられない原因を、楽しくない原因を、仕事自体に求めるというのはナンセンスだ。そんないつまで経ってもしんどいだけだ。仕事の内容なんて大して変わらないのだから。

その取るに足りない小さな仕事は、何のためにするのか、その先に何が待っているのか、長期的な視野でも物事を捉えられるようになることが大切だ。目の前の仕事に囚われてはいけないのです。
その小さな仕事がどんな価値を生み出すのかを考えてほしい。どんな人に求められていて、どんな人を笑顔にするのかを考えてほしい。あなたのその小さな頑張りのおかげで笑顔になる人が必ずいるはずだから。人を笑顔にできない仕事は淘汰されるはずだから。
直接目には見えないかもしれません。しかし、きっとあなたの努力が誰かのためになっている。それを意識することができれば、きっと仕事にやりがいが生まれる。仕事が楽しくなるはずだ。