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830の社会人生活_13_人生は合法なギャンブル

読者の皆さんは人生をどのようにとらえているでしょうか。
いろんな考え方があると思うのですが、「人生は合法なギャンブルである」という考え方が面白いなと感じています。
ぜひ参考にしてみてください。

目次
  • 人生は合法なギャンブルである
  • まとめ

仕事は合法なギャンブルである

皆さんはポーカーをしたことがあるでしょうか。ポーカーに参加する時はまず場代を払います。すると手札が配られて、勝負するのか、降りるのかを判断します。掛け金を上げて勝負をしてもいいですし、勝負せずに降りることもできます。勝負すれば大金を手に入れることができますが、大きな損失を負うこともある。リスクとリターンの関係をしっかりと考えて、勝負を選んでいかないといけない。
ポーカーで大切なのは、必ず場代が発生しているということです。勝負を降りれば大きな損失を被ることはありませんが、毎回一定の損失を受けます。当然ですが、リターンを得られる可能性も失います。
つまり、勝負をすれば勝つかもしれないし、負けるかもしれない。しかし、勝負せずに降り続ければ、必ず負けるようになっている。あなたはどちらの道を選ぶでしょうか。

多くの人は「私はどっちも選ばない。ギャンブルなんてしない方がいい。」と答えるのではないでしょうか。
「ギャンブルは負けるもの」っていう固定観念に囚われいる人がいます。ギャンブルに対して、圧倒的に知識が不足しているのです。リスクとリターンの関係をしっかり勉強すれば勝つことだってできる。しかし、そういう勉強もしたことがない人は、「ギャンブルはしない方いい」って馬鹿の一つ覚えのように繰り返すでしょう。
しっかりと経験した上で、ポーカーなどのギャンブルはやらないというのは選択をしているのであれば、それは一つの選択肢として尊重します。

しかし注意しておかないといけないのは、人生もポーカーと同じだということです。
人生を生きていく上で私たちは時間という資産を常に場代として払い続けないといけない。何かの形でリターンを得るために勝負しようがしまいが、私たちは時間を払い続けないといけないのです。そして先ほども述べましたが、何のリターンも求めずに勝負を降り続けたとしたら、必ず負けるようにできているのです。何のリターンを得ることもなく、気がついたら死んでしまっているのです。
生き方を考える上で、ギャンブルをしないという選択肢はありません。
そこでもう一度質問です。
あなたは勝負をしますか。それとも、勝負を降り続けますか。

しかし一方で、ポーカーをしているともう一つ学べることがあります。それは「降りることの大切さ」です。
ポーカーをしていると降りることが多いということに気付かされます。勝てる勝負は圧倒的に少ない。それを踏まえた上で、チャンスが来るまで降り続け、勝てる時に勝負をかける。日々負けが続きます。しかし、勝てる時に大きく利益を上げることで最終的な収益を目指す。それがポーカーの勝ち方です。
ギャンブルをすることもなく人生を過ごしていると、「降りることの大切さ」を学ぶことはできないでしょう。勝負の大半は負けるようにできているというギャンブルの構造を理解することもできないでしょう。しかし、人生というギャンブルを生きていく中で、この構造を理解していないと危険です。日々負け続ける中で、勝てるビジョンが見えなくなる。勝てるビジョンが見えないから挑戦ができなくなる。失敗すると恥ずかしいみたいな価値観に飲み込まれていく。
ギャンブルを真剣にすればすぐに気づくでしょう。それぞれの勝負は独立事象であって、日々の負けは次の勝負で勝てるかどうかと全く関係ないということに。失敗することは何も恥ずかしいことではなくて、失敗して当たり前だということに。

人生の中で勝負というものが何を指しているのかは非常に難しい問題です。また、リターンというものが何を表しているのかも非常に難しい。それはお金なのかもしれませんし、名声なのかもしれません。時間なのかもしれませんし、愛なのかもしれません。ここの部分は個人個人が自分で定義していかないといけないところなので、ぜひ考えてみてもらいたいなと思います。