考察
2-4-1 一般角と弧度法
2-4-1-1 一般角と象限
一般角とは、x-y平面において、x軸正の方向を基軸として、第一象限方向に進む角度を正の数、第四象限方向に進む角度を負の数として考えます。
三角比では基本的に0°<θ<180°までしか考えることができませんでしたが、一般角を用いることで、負の角度、180°以上の角度についても考えていけるようになります。
2-4-1-2 弧度法
三角関数では、基本的に[°]ではなくて、[rad]という単位を用います。
360[°]=2π[rad]という関係になります。
また、πは円周率を表し、π=3.14…となります。
2-4-1-3 扇形の弧の長さと面積
扇形の弧の長さと面積は以下のように表されます。
扇形の弧の長さと面積
S = rl/2という式は、中学受験などでも使う考え方なので、思い出してみましょう。
半径r、中心角θ[rad]の扇形について、以下のことが言える。
弧の長さ:l = rθ
面積:S = r2θ/2 = rl/2