2021年3月、クラウドファンディング「数学マップ」、114人の方々から334,500円をご支援頂き、人生マッププロジェクトスタート!

830の数学_2_3_図形と方程式

2-3-8 不等式の表す領域

2-3-8-1 領域

ここまでは等式ばかりを考えてきましたが、ここでは不等式を考えることで領域を考えていくことになります。
ここまで書いてきた等式は境界線を表すことになります。その境界線が作る二つの領域の内、不等式が表しているのはどちらなのかを考えていくことになります。
例えば、直線であればそれより上か下か、円であればそれより中か外か、という観点が重要になってきます。
また、境界線を含むのかどうかという所もよく問われるので、そういった問題に引っかからないように、境界線には十分注意を払うように心がけましょう。

2-3-8-2 領域と最大・最小

ここまでのところで正しくグラフを描くことができるようになっていれば、スムーズに理解していくことができるのではないでしょうか。しっかりとグラフをイメージして考えていけるといいでしょう。
演習の中で少しずつ理解を深めていきましょう。

まとめ

今回は、「図形と方程式」を振り返りました。
非常に覚えることも多く大変な分野です。一つ一つ覚えていきましょう。演習をしている中で頭の中に入っていくこともたくさんあります。完璧に覚えていなくても、問題の中で公式を見直してもいいので、とりあえず演習を重ねていくことをおすすめします。
実際に公式を問題の中で使っていく中で、公式を自分の中に落とし込んでいくことができるはずです。

また、直線などのところでもお話ししましたが、いろいろな切り口があって、いろいろな式の求め方や表し方があります。全部覚える必要はありません。まずは一番汎用性の高いものを頭に入れて、余裕が出てきたら他のものも意識してみればいい。
たくさんの情報が溢れていますが、全てを取り込めばいいというものでもありません。しっかりと取捨選択をして、必要な情報だけを頭に入れていくようにしましょう。情報を入れすぎると逆に迷いが生じます。塩梅が難しいところですが、試行錯誤してみてください。