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830の数学_2_3_図形と方程式

考察

2-3-1 直線上の点、平面上の点

2-3-1-1 2点間の距離

三平方の定理を用いて2点間の距離は計算することができます。

2点間の距離

2点(x1, y1), (x2, y2)の距離dは以下のようになります。

d = √{ (x1-x2)2 + (y1-y2)2 }

2-3-1-2 内分点・外分点

内分・外分の公式を覚えておきましょう。特に外分の公式は忘れがちなので注意。
忘れてしまった時は、外分の点を未知数(x, y)と仮定して、内分の公式に当てはめることで求めることができます。つまり、内分の公式だけ押さえておけば何とかなるので、焦らないことが大切です。

内分・外分

2点A(xa, ya), B(xb, yb)をm : nに内分・外分する点は以下のように定まる。

内分点:( (nxa+mxb)/(m+n) , (nya+myb)/(m+n) )
外分点:( (-nxa+mxb)/(m-n) , (-nya+myb)/(m+n) )

2-3-1-3 三角形の重心

三角形の重心は以下のように定義されます。

三角形の重心

3点A(xa, ya), B(xb, yb), C(xc, yc)からなる三角形の重心Gは以下のように表される。

重心G:( (xa+xb+xc)/3, (ya+yb+yc)/3 )

2-3-1-4 点に関して対称な点

点対称な点を考える時は、内分の概念を用いるといいでしょう。
点A(xa, yb)に関して、点P(xp, yp)と点対称な点Qを求めたい時、点Qを(x, y)と仮定します。
この時、線分PQを1:1に内分する点が点Aであればいいことになります。
この条件を定式化することによって点Qを導くことができます