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お金をあげるということ

お金のために働く人はたくさんいる。
子供にたくさんのお金を残すために働く人はたくさんいる。
それが本当に正しいのだろうか。
子供にたくさんのお金を渡して、子供は幸せになるのだろうか。
一つだけ明らかな事実は、幸せはお金では買えないということだ。

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目次
  • 財産分与と子供の幸せ
  • まとめ

財産分与と子供の幸せ

私もわが子孫の幸福について考えるに、まず子孫を健康に育て、安全な教育を施し、かつ相当な財産を分与してやりさえすれば、それで十分幸福にせられるものと早合点したのである。これははなはだ間違った考えで、最後の相当な財産の分与などは全く顧慮する必要がなく、それはかえって子孫を不幸に陥れるものだと漸次気づくに至ったのである
(中略)健康も大切、教育も大切、しかし、世間でその中でも最も大切だと早合点してる財産だけは全く不用で、それよりももっともっと大切なのは、一生涯絶えざる、精進向上の気魄、努力奮闘の精進であって、これをその生活習慣の中に十分染み込ませることである。

子供のためを思ってお金を与える人がいるでしょう。しかし、多くの場合、お金を与えるという行為は、子供を不幸にする

お金を与えれば子供は無駄遣いを始める。自分の収入に見合わない支出を行うようになる。親がお金を与えられる内はそれでもいいのかもしれないが、親からのお金がなくなれば子供は不幸に一直線だ。親からの収入がなくなったからといって生活水準を下げることはできず、だからといって収入を増やすことも当然できず、支出が収入を上回る日々が続くようになる。

また、親からお金をもらう子供は親のお金を自分のものと考えるようになる。遺産を相続することが当然であるように考え、相続争いになる。「親のお金は親のものだ」という当たり前すぎる事さえ理解できない人がたくさんいる。親のお金は親のものであって、子供のものではない。
そういう価値観は親の教育によって植え付けられていく。子供にお金を与えるというのはそういうことである。

親が与えるべきはお金なんかじゃなくて、教育・健康・努力である。
一度手に入れれば失われることないこういったものを与えれば、生涯子供の幸福の土台となってくれることだろう。
本当に子供の幸せを願うのであればお金を与えるなんて的外れだ。子供の幸せのためとかこづけて、子供に嫌われないようにお金をばらまいている親は山ほどいる。
子供にお金を与える親のほとんどは、自分のためにお金を与えているにすぎない。

まとめ

もし、親がお金を与えようとしたなら、断った方がいい。
自立することで、自分の人生を歩むことが出来るのだから。
お金を与えようとする人は、お金を使ってあなたを操ろうとしているだけだ。お金という首輪をはめようているだけだ。あなたのことを思いやってなんかいない。

お金を受けとっていいのは、それ相応のリターンを返せる時だけだ。そうすることで自立を維持し、自尊心を保つことが出来る。

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あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。