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貧乏になると、義理を欠き、人情を欠き、恥をかく

人生はお金がすべてではない。
お金でしか物事を評価できないというのはどれだけ悲しいことだろう。
ものごとの本質を見抜き、本当の幸せを見つけたい。
しかし、ものごとの本質を見れるだけの余裕を手に入れるためにはお金が必要だ。
お金が幸せを運んでくれるわけではないが、自分の幸せを実現するために必要なお金というものがある。

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目次
  • 「三カク」生活
  • まとめ

「三カク」生活

貧すれば鈍するという。これも事実である。人は貧乏してくると、啻に自分自身が苦しいのみならず、義理を欠き、人情をかき、したがってまた恥をかく。俗にいう「三カク」となってくる。他人にも迷惑を及ぼし、心ならずも嘘をつくようになり、ついには世間の信用をも全く失うに至るものである。

世の中、お金だけじゃない。830はそう考えている。しかしそれは、お金なんてどうでもいいと言っているわけではない。
お金は幸せの一変数にすぎないという意味である。

つまり逆に捉えれば、お金も幸せを成り立たせるための一条件であって、ここを疎かにする人が幸せになれるとは思わない。自分に必要なお金を把握して、それに見合うだけのお金を確保することは必要不可欠である。

十分なお金がなければ、お金のために働くことも余儀なくされるだろうし、心に余裕も生まれない。
すると、お金のために義理をかき、人情をかき、そして恥をかくことになる。
余裕がなくて人に迷惑をかける事があるかもしれないし、つかなくてもいい嘘をつかなくてはいけなくなるかもしれない。どんどん精神的にストレスを感じ、追い込まれていく。負のスパイラルに入っていく。

しかし、一度お金と真剣に向き合って、余裕のある生活を手に入れられたとすれば、今度はどんどん状況が好転していくようになる
お金が貯まる。その資金を使って新たな挑戦をする。さらにお金が入ってくるようになる。人生のどこかで正のスパイラルに入れたとすれば、もうお金に悩むことはなくなる。お金の条件を満たし、幸せに一歩近づくことが出来る。
そしてそれは、お金に限らず、あらゆる分野に当てはまる。
負のスパイラルと正のスパイラル。
あなたはどちらにいるだろうか。

減っていく身上や落ち目の算盤はなかなか取りにくいが、たとえ少しずつでもプラスになっていく算盤は軽く動くものである。パチパチと威勢のいい音がする。われながら驚くようないい知慧を弾き出せるものである。一度そこまでくればもうしめたもので、世の中が何から何まで面白く、自然と正直に立ち回れ、ますます努力の勇気が生まれてくるものである。

まとめ

プロスペクト理論というものがある。人は小さなリスクを大きく見積もり、大きなリスクを小さく見積もりがちだという理論である。
だから多くの人は、簡単な挑戦をすっ飛ばして、大きな挑戦をする。そして、大きな失敗をし、負のスパイラルに陥っていく。
プロスペクト理論の逆を見れば、リスクが大きく見える挑戦こそ、本質的にはリスクが小さいものでであると言えるかもしれない。リスクが小さく見える挑戦こそ、やってはいけない危険な挑戦なのかもしれない。
だから大切なことは、勇気を出して危険に思える挑戦をしてみることだ。一度勇気を出してリスクが大きいように思える小さな挑戦をクリアすれば、正のスパイラルに入ることができる。自然と成功率の高い挑戦を見極められるようになる。一度成功体験をしてしまえば、もう人生は簡単だ。
その小さな成功を手に入れられるまで、勇気を出して挑戦を繰り返せ。

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あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。