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830の数学_2_3_図形と方程式

2-3-6 2つの円

2-3-6-1 2つの円の位置関係

円と円の共有点もグラフ上での交わりの点を考えることになります。
円と円の関係は、一方が他方の外部にある・外接する・2点・内接する・一方が他方の内部にあるの5つがありますが、グラフ上でそれぞれどのように表されるのか確認しておきましょう。

2円の位置関係を考える時は、2円の中心間の距離を考えることになります。

2円の位置関係

2円の中心間の距離によって、2円の位置関係は以下のように分類される。ただし、2円の中心間の距離をd、2円の半径をR, r (R<r) とする。

  • d > (R+r)の時、一方は他方の外部にある
  • d = (R+r)の時、2円は外接する
  • (R-r) < d < (R+r)の時、2円は2点で交わる
  • d = (R-r)の時、2円は内接する
  • d < (R-r)の時、一方は他方の内部にある

2つの円の交点を通る直線

2円の交点を通る直線は以下のように表されます。

2円の交点を通る直線

2円f(x, y)=0, g(x, y)=0の交点を通る直線は、以下のようになる。

kf(x, y) + g(x, y) = 0
(但しこの時、2次の項が消えるように定数kを定める)