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「外来種は本当に悪者か?」_3

生物の多様性

外来種を恐れる者は、交雑も恐れる。
(中略)
ですが、外来種の新しい遺伝子が在来種のゲノムに入り込むのは、何らかの恩恵を提供できる場合にかぎられます。だから交雑は在来種の繁栄を助けていることが多いのです。
(中略)
何を失ったかよりも、何を得られたかに目を向けるべきだろう。

「外来種は本当に悪者か?」 フレッド・ピアス

交雑を在来種の絶滅と考える人もいます。交雑することで純粋な一個体種がいなくなってしまうと。確かにその通りですが、確実に新たな種が誕生しているのに、なぜ悲観する必要があるのでしょうか。交雑によって残る遺伝子は、二つの遺伝子のうち、より環境に順応したものであることが多いといいます。とすれば、今の環境により順応した新しい種が誕生したということを喜べばいいのではないでしょうか

人は何を失ったかに着目して悲観することが多々ある。例えば、投資をして損益が出るととんでもないくらい落ち込む。そして、投資なんてやっぱりやらない方がよかったとリタイアしていく。
しかし、投資を続けたらとしたら、その失敗から学べたことは次に活かすことができるのではないでしょうか。失ったお金ばかりに気を取られて、そこで得た経験に目を向けることができない人がたくさんいる。「ここでの経験を次に生かそう」と思えれば、失ったお金以上の価値に化けてくれるかもしれない。しかし、リタイアしてしまえばその損失が確定する。
投資では含み損という概念がある。株という形で保有する資産の価値が、購入時の価値を下回ると、下回った分を含み損という。その安い価値で株を現金に換金すると、含み損が確定損失となる。
しかし、830はこの時点ではそれはまだ含み損なんだと思うんです。知識や経験という形で資産を保有できているから。その知識や経験によっていつか利益を生み出すことができれば、その損失を回収することができるから。しかし、リタイアしてしまえばその含み損は本当の意味で確定損失と化します。
つまり、投資を始めてから全ての損失は、投資をリタイアするまではずっと含み損なんです。確定するのは投資をリタイアした時なんです。投資で一番大切なことは続けることなんです。リタイアしてしまったら、含み損を確定してしまったらそこでゲーム終了なんです。

だから、リタイアしないように、損失が出た時は、そこで自分が何を得れたのかを必死に探しましょう。次に活かせる経験はないのか、どこで失敗してしまったのかという原因究明。失ったお金なんてもう過去の話で、どうでもいい。将来に生きてくる大切なものは、そこで得たものなんです。
「何を失ったかよりも、何を得られたかに目を向けるべきだろう。」

まとめ

今回は「外来種は本当に悪者か?」の最終回として記事を書かせて頂きました。
進化生物学を学ぶことで、生き物の本質を学ぶことができると考えられています。シリコンバレーで活躍するアントレプレナーたちも進化生物学を非常に大切にしているのだといいます。
830にしてみたら、進化生物学って何って感じですけど、とりあえずいろいろ読んでまずは雰囲気をつかんでいきたいなと思います。
皆さんもよければ手に取ってみてください。

あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご了承の上、ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。