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真価が問われる時

830は節税対策として3年ほどこじんまりと物販の事業を続けています。
物販を行っていると1年の中で商品が売れるピークがあることが分かってきます。

小さな波で言うと、月末の給料日後や月初のクレジットカードの締め後などが挙げられます。
大きな波は、クリスマスや年末年始・夏休みといった長期休暇などです。オンラインで商品を販売していますが、この時期は取引を活性化させるためにネット販売サイトからクーポンなどが発行されるため、注文が大幅に増えます。

注文が殺到すると発送ミスなどのトラブルが生じます。
そういった場面で自分の真価が問われるのだと考えさせられます。

繁忙期にトラブルが生じた時、どれだけ責任をもって真摯に対応できるかどうかが大切です。

繁忙期だろうが、閑散期だろうが、お客様が心持ちは変わりません。
早く商品が欲しいですし、安心した取引したい。
そんなところに発送ミスなどのトラブルが生じてご迷惑をお掛けしてしまうのは100%販売会社の責任です。
非のないお客様が心配な気持ちになってしまう所をどれだけ緩和できるか、怒られているお客様にどれだけ真摯に対応できるか、どれだけ迅速に対応することができるか、そこに事業者の真価が映し出されます。

これは事業に限ったことではなく、仕事などでも同じでしょう。
平時に真面目に、丁寧に、穏やかな気持ちで働くことは簡単です。しかし、緊急事態にどれだけ落ち着いて、周りに気を配りながら、迅速に、冷静な判断を下せるかが重要です。
緊急事態にその人の本性が表れます。周りに怒りをぶつける人がいれば、焦って冷静さを欠く人もいるでしょう。
誰しも緊急事態の経験は平時と比べて圧倒的に少ないものです。経験のない事態に対して、誰しもが不安を感じ、自分を見失ってしまうことでしょう。緊急事態に対してどっぷりと構え、一呼吸おいて、自分より周りの人のことを考えて適切な判断を出来る人こそ、本当の意味で頼れる存在なのです。

事業が軌道に乗ってしまえばリーダーなんて必要ありません。
それぞれの人が決まった作業を繰り返していれば事業を続けることはできます。
しかし、緊急事態はそうはいきません。
何をしないといけないのか、どうしないといけないのか、常に判断の連続です。
先行き不透明な中で、責任と覚悟をもって判断を下していく。それこそがリーダーの存在意義なのです。
どれだけ自ら責任をもって判断を下してきたか。それこそが人間の質を左右します。

ことなかれ主義の指示待ち人間では、人間性を養うことはできません。
それでは大事な時に頼りにならない、外見だけのつまらない人間にしかなれません。
自ら発言し、自ら動き、自ら判断する。
どれだけ責任を請け負ってきたか、それこそが、それだけが人を成長させるのです。