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「HELLO, DESIGN」のすすめ_概要

終章 デザイン思考日本人最強説

日本のおもてなしの文化はデザイン思考の本質をとらえています。ゲストがどうすれば喜ぶか、どこに困っていたのかを、昔から日本人は考えてきて文化として育ってきました。和食屋さんで脱いだ靴が帰る時にはきれいにそろえてあったり、食事から帰ってくると布団が敷いてあったり、自販機に150円を入れた時に120円のボタンだけが光って160円のボタンは消えているといった、当たり前のように思える些細な物事は全て日本のおもてなし文化です。元来日本人はデザイン思考を育んでいたのです。これがデザイン思考日本人最強説の所以です。
しかし、日本人に足りないものはパッケージ化する力です。様々なおもてなしを生み出してもそれを言語化して、共有したり、マネタイズすることがへたくそだったのです。例えば、自販機のシステムを特許にしてしまえばよかった。ほかにも、食事の間に布団をひくという行動に名前はありません。今でこそ当たり前に行われていますが、当たり前になるまでは、各旅館ごとに頭を使ってこのサービスを考えていたかもしれません。言語化してみんなで共有してしまえば、そこに使っていた頭を違う所に使って新たなサービスを創出できていたかもしれません。「車輪の再発明」というのは有名ですが、日本のおもてなし文化ではたくさん起こっていたかもしれない。これは日本人のパッケージ化、言語化が苦手だったことに由来するのです。

対して、欧米では特許の取得や新しい文化の言語化がとてもうまく、マネタイズに成功しているのです。830はマネタイズというのは下世話な考え方だとは思いません。いいサービスを開発したらすぐにマネタイズに繋げるべきだと思います。金銭的に余裕が出れば、その分さらにお客様ファーストにサービスを展開していくことができます。金銭的にも、時間的にも、精神的にも、肉体的にも、余裕というものは本当に大切です。自分の生活に目一杯の人が、お客様を思いやれるわけがないのです。まず自分がいろんな面から幸せになって余裕が生まれないと、お客様を幸せにして喜んでもらう事ができないのです。日本人にはこの感覚が欠けていたのではないかなと830は感じました。このポイントをしっかり見つめ直し上で、先祖大体教わってきたおもてなし文化というデザイン思考を武器に戦っていきましょう。

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