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830の社会人生活_12_情報過多に対する問題意識

情報過多に対する問題意識

会社に勤めるようになって、情報過多という問題に直面します。
新入社員研修の講義は情報詰込み型。1から10まで全て教えないといけないと考え、何時間も一方的に情報を伝え続ける人が多すぎる。1から10まで教えて、全部忘れてしまうくらいなら、1から3までを印象に残るように教える方がずっと価値がある。全部講義で教えなくても、必要になった時に聞きに行かせればそれでいい。そっちの方がずっと頭に残るだろう。
ディスカッションでも情報共有が多すぎる。「こんな考え方もある」「あんな考え方もある」と意見出しばかり行って、結局検討項目だけが増えていく。検討したって正確なデータが出てくるようなものでもないのに、検討して何になるのだろうと思ってしまう。ただでさえ忙しいのに、どうして自分たちでさらに忙しくしてしまうのだろうと。ディスカッションで大切なのは、情報共有ではなくて、意思決定だ。意思決定して、無駄な仕事を切り落とす。絞られた検討項目をじっくり検討する方がずっと価値がある。
メールや議事録でも、何から何まで共有する必要なんてない。大切なポイントだけ共有して、蛇足な部分はどんどん省いていくべきだろう。そうすれば、書類は簡潔になって、仕事も少なくなるはずだ。
もっともっと仕事を少なくできると思う。自分たちで自分たちを情報過多に追いやって、首を絞めているようにしか830には見えないのだ。

反論もあるだろう。
「新入社員研修という形で、1対n形式で講義をする方が、毎度毎度質問されるより効率がいい。」と言われるかもしれない。しかし、それは思い違いだ。1対n形式で1から10まで詰め込んだとしても、全部頭に残っていないのならば、それこそ時間の無駄。すると、「しっかり覚えないやつが悪い。」というだろう。しかし、そんな楽しくもない詰め込み教育をして、誰が頑張って覚えようと思うだろうか。新入社員のせいにするのもいいが、頭に残っていないという現実を受け止めた方がいいだろう。そんな仕組みじゃダメなのだ。情報の取捨選択をして、教えることは1から3で十分だ。そこで生まれた時間を使い、講義を楽しいものにして、興味を持ってもらう方が、ずっと価値があると830は思う。
「いろんなパターンを考えておかないと、顧客に質問された時に回答できない。」と言われるかもしれない。しかし、たくさんの検討項目を増やして、一つ一つの検討の質が落ちてしまうのであれば本末転倒だ。聞かれるかもわからないパターンを考えるくらいなら、一番大切なパターンを決めて、しっかり掘り下げた方がずっと価値がある。他のパターンについて聞かれれば、「すぐに検討します。」って答えておけばいい。中途半端な検討項目を並べ、顧客を情報過多の中で翻弄するのもいいが、選りすぐって検討したパターンを示した方がずっと価値があると830は思う。
「ホウレンソウは社会の基本だ。情報共有は大切だ。」と言われるかもしれない。しかし、その固定観念に縛られて、情報の中で溺れている自分の現状に目を向けた方がいい。何でもかんでも上司に報告しながら仕事をするのが本当に正解なのだろうか。何でもかんでも報告させるのが本当に正解なんだろうか。上司は信頼できる部下を育てることが大切だ。部下を信頼し、ホウレンソウなんて無しにして、権限委譲すればいい。そうすればどれだけ自分の仕事を減らすことができるだろうか。部下は責任を持たないといけない。上司の顔に泥を塗るわけにはいかないと必死で働けば、きっと成果を上げることができる。困った時だけ上司に相談すればそれで十分だ。上下関係なんてもう古い。これから求められるのは信頼関係だ。信頼関係によって、情報過多の現状を改善していくことができるだろう。

現代社会は情報過多に毒されている。多くの人が認識している以上に、情報過多に侵されている。
当たり前だと思っている現状にもクエスチョンマークを投げかけてほしい。「新入社員研修なんて必要なのか?」「顧客の質問に答えられないことが本当に問題なのか?」「ホウレンソウは本当に必要なのだろうか?」と。
情報社会の中で、今求められているのは、たくさんの情報を集めることではない。情報の取捨選択を行う勇気だ。結局、情報の取捨選択をできない多くの人は、勇気がないのだ。責任を負う勇気がないから、たくさんの情報を並べて意思決定を先延ばしにする。
勇気を出せ。責任を背負え。それができない人に価値はない。それでは一生、社会の歯車のままだ。

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1件のコメント

本当の様な、嘘の情報とかにも気をつけて行かないと駄目ですよね❗️
自分でちゃんと選べる様に頑張ります。

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