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「ONLYNESS」_3

見栄を張る必要なんてない

互いが素の自分をさらけだそうとせず、相手のことも明確に理解できなければ、人間はついヒエラルキーに反応し、序列を重視してしまう。
(中略)
受け入れられていると感じる人は、殻を破ってオープンかつ自由に人と関わり、他者に関心を持っているし、自分の能力を立証する必要性など感じていない。
(中略)
そこではひとりの力ではすべてをこなせないことを認め、素直に支援を求めることができる。

他者が自分のありのままを受け入れてくれたなら、見栄を張る必要なんてなくなる。カッコつける必要なんてなくなる。自分の好きなように生きればいいのだ。わがままに生きればいいのだ。それでもいいと受け入れてくる人が周りにいるのなら。
「周りの人は、自分のありのままを受け入れてくれる」と信頼できているなら、見栄を張ろうなんて思わなくなるだろう。肩書きや学歴、年収やビジュアルにこだわる必要なんてなくなるだろう。

もしあなたが今、弱みを見せることができず、常に強がり続けないといけない環境にいるとすれば、そこはどんなに息苦しい環境だろうか。ありのままで入れる環境で生きたいと思わないだろうか。
自分の周りをそんな環境にしていくために必要なのは勇気だ。自分のありのままをさらけ出す勇気
誰が自分を受け入れてくれて、誰が自分を受け入れてくれないのかは、自分をさらけ出してみないと分からない。その勇気を振り絞ることができれば、きっと生きやすい環境を作っていくことができる。

現状を変えていくためには、活性化エネルギーが必要である。
私たちは常にどこかのローカルミニマムに位置している。そこから最適解に向かっていくためには山を越えないといけない。どんなことを始めるにしても、初めはとても大変だ。しかし、そこを越えれば現状よりもいい環境が待っている。
この真理に気付くことができれば、きっと挑戦のハードルが下がるだろう。少し苦しかったとしても、努力することができるだろう。短期的な苦しさから逃げるのではなく、長期的に見て最適なところに向かっていくことが私たちには必要だ。

勇気を出して自分をさらけ出せば、見栄を張る必要なんてない、ストレスフリーな環境を作っていくことができるのだ。

まとめ

今回は信頼について記事を書きましたが、いかがだったでしょうか。

リーダーとしてチームを率いるのであれば、メンバーを信頼することが何よりも大切です。リーダーであるあなたがメンバーを信頼することができれば、信頼で結ばれたチームを作り上げていくことができるでしょう。

ありのままで過ごせる環境を作っていくためには、勇気を持って自分をさらけ出すことが大切です。そして、「この人は自分を受け入れてくれる」と信頼することができれば、他者も自分を受け入れ、信頼してくれる。

他者との信頼関係は、いつも自分が他者を信頼するところから始まる。
勇気を持って人を信頼し、強い信頼関係を築いていきましょう。


あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。

P.S.

多くの場合、出世していくのは仕事ができる人だ。しかし、仕事ができるとレッテルを貼られた人は、仕事ができないと思われたくないから、仕事を抱え込んでしまう。何でも自分でやらないといけないと考えてしまう。
仕事ができる人の多くは権限委譲が苦手なんです。だから、チームはうまく回らない。
仕事ができる人が出世して、チームの指揮をとっていくというシステムは、必ず破綻を招く。
だから830は思う。指揮を執る人と業務をこなす人はしっかりと区別するべきだと。よく業務をこなした人から、指揮を執る人を選ぶというシステムは間違っていると。

これまでは、よく業務をこなした人から指揮を執る人を選んできた。だから多くの人は、指揮を執る人は優秀な人だと考えている。指揮を執るという仕事は優れた仕事で、業務をこなすという仕事は大した仕事ではないと考えている。しかし、それは固定観念でしかない。
指揮を執るという仕事と、業務をこなすという仕事との間に優劣なんてない。求められるものが全く違う。だから比較するべきものではない。
今の社会では、全ての人が「下積み」などと言う古い価値観の中で、業務をこなす仕事からキャリアがスタートする。そして、よく業務をこなした人が指揮を執る仕事に就くようになる。すると、指揮を執る仕事についている人の方が給料が高くなる。お金に囚われた人たちは、給料の高い指揮を執る仕事はより優れた仕事なのだと勘違いしてしまうのだ。
お金という概念に担保された固定概念に溺れてしまっているのだ。

「チームの指揮を執るには、知識が必要だ、経験が必要だ。」と人は言う人も多いだろう。しかし、830はそうは思わない。
知識がなければ知識がある人にお願いすればいい。経験が必要であれば経験がある人にお願いすればいい。チームを指揮する人に必要な能力は、他者を信頼する能力だ。他者を信頼して、適切に権限委譲する能力だ。
必要なのは知識や経験ではない。むしろ、それが足かせになることだってある。そういったものは、時として無駄なプライドを生み、権限移譲を難しくする。知識も、経験もないからこそ、人に頼るしかできないのだ。人に頼るしかできないという状態だからこそ、権限委譲する能力を育むことができるのだ。