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830の社会人生活_8_仕事上での人との話し方

考察

上記の指導を受ける中で、もう一つ「仕事上での人との話し方」についての指導も受けました。飲み会などと仕事での話し方はしっかり区別した方がいい。ランチなどではフランクに話してもいいかもしれないけど、仕事ではしっかり話すように区別した方がいいと。そうしないとお客様に会ったりした時にフランクな口癖が出てしまうかもしれないから。だから、上司と話したりするときはもっと礼儀正しく話した方がいいと。

この点については、830は全く同意できませんでした。
理由は三つあります。

まず、プライベートと仕事を分けるという概念が830にはないという理由です。どこまでが仕事で、どこまでがプライベートなのか。
例えば、上司にランチに連れて行ってもらったり、飲み会があったとして、それらは仕事なのか、プライベートなのか。来週までに会社に提出しないといけないドキュメントをデスクで書いているとして、それは仕事なのか、プライベートなのか。ランチや飲み会で人間関係を構築していくというのは仕事なのではないでしょうか。会社に提出するドキュメントを書くのが嫌ならやらなければいいし、会社を辞めればいい。その会社で働きたいと選んで、ドキュメントを書いているというはプライベートなのではないでしょうか。
仕事とは何のでしょうか。
ワークライフバランスという言葉がありますが、830にこの考え方はありません。ワークライフバランスは、「仕事=嫌なことをする時間」「プライベート=楽しいことをする時間」と考えている人が持つ考え方です。しかし、830は「人生=楽しいことをする時間」と考えているので、「仕事=嫌なことをする時間」という概念がありません。だから、ワークライフバランスという考え方にはなじめない。最近は、ワークアズライフという言葉があります。人生すべてがプライベートで、人生すべてが仕事。プライベートと仕事の境界はどこにあるのでしょうか。

二つ目の理由は、「表裏がない」というのが830の強みであるからです。
これまでの人生の中で、小・中・高・大とずっと「表裏がない」と褒められてきました。誰に対しても同じように接せられるし、好き・嫌いがなく誰とでも仲良くできると。当然、これは絶対的にいいところであるというわけではありません。これまでも、この性格で褒められることもありましたが、同じくらい悩まされることもありました。ちょうど今のように。しかし、悩んでいても仕方がないし、自分の特徴である「表裏がない」というところを長所にできるように利用していこうと思ってきました。
プライベートと仕事を使い分けろというのは、「表裏を作れ」と言っているようなものです。830の特徴を全否定するようなものです。だからこそ、この点については受け入れることはできません。社会に出てそんなことが必要になるのであれば、830は御免です。社内の人とお客様、上司と部下で接し方を変えるなんて器用なことは830にはできないですし、生きていく上で必要だとも思わないのです。