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830の社会人生活_7_自分で考える

新入社員研修も終わり、6月からは部署に配属され、出社することになりました。
長く、短い新入社員研修でしたが、非常に学ぶことがたくさんありました。

今回は、研修期間で830が感じた、自分で考える大切さについて書かせて頂きました。
ぜひご一読ください。

また、最後には「830の社会人生活_6」でお話ししていた、「多数決は正解なのか」という議論について、興味深い動画をビジネス系YouTuberのサラタメさんが投稿していらしたので、リンクを貼っておきます。
時間があれば見てみてください。

目次
  • 自分で考える
  • まとめ
  • P.S.

自分で考える

新入社員研修の中で、「こうした方がいい」「こういう考え方が大切だ」とたくさんの指導を受けました。例えば、「自分の考え方を正しいと思ってはいけない」とか、「相手の立場になって考えろ」とか、「ディスカッションではたくさん意見を言った方がいい」とか。
どれもとても確からしいように聞こえますが、これらがいつも正解なわけじゃない。そう考えるべき時もあれば、それではいけない時もある。しかし、先輩から「こうした方がいい」って言われると、それが絶対的な正解のように感じてしまうこともあるだろう。

多くの同期を見ていると、研修の中で「こう考えるのが大切だ」と言われると、簡単にそっちに流されてしまう。レポートとかで、「こういう人間になりたいです」っていう理想像を書く度に、その理想像が直前に受けた研修の影響をもろに受けてしまっているなと感じることが多々あった。
人が自分を変えるというのは、そんな簡単なことではない。理想像がころころと変わってしまったら、いろんな方向に進んで、結局よく見たら一歩も進んでいなかったなんてことも起こってしまう。自分が目指す理想像をしっかり固めておくことが大切だ。

830であれば、「常識に囚われない希少価値の高い人間になりたい」と思う。
研修の中で、これとは全く反対の指導もたくさん受けた。その度に悩まされたし、そんな中で自分の考えを貫き通すのは本当に難しかった。しかし、終わってみて、自分の理想像が変わっていなかったことを確認して、本当に良かったと思う。強い意志をもって研修を乗り越えられたのだと。
少しでも研修前の自分よりも変われたように感じる。

指導を受ける度に自分の理想像が変わってしまうというのは、いいように表現すれば、「柔軟に目標設定を変えて対応できている」と考えることもできるのかもしれない。しかし、今振り返って考えてみれば、指導に反応しているだけで、思考停止してしまっていたのではないかなと感じます。
外部情報に対して、無思考に反応してしまうというのは陥りがちな状態です。「飲みに行こうよ」と言われれば深く考えることもなく「いいよ」と答えてしまったり、上司に「これやっといて」と頼まれれば「分かりました」と答えてしまう。本当に注意しておかないと、簡単に他人の人生を生きてしまう。
外部情報に無思考に反応してしまうのではなく、一度しっかりと自分の中で受け止めて、自分で考えることが大切です

外部情報に反応してしまう癖を取り払うのは非常に難しい。
最近流行りの「マインドフルネス」でも言われるように、瞑想などが有効なのかもしれません。
自分の現状と理想像を言語化しておくというのも非常に役立ちます。生きていると人の考え方はどんどん変化していってしまいます。昔の自分は何を考え、どんな人間だったのかを知ることで、今の自分を客観的に見直すことに繋がります。
毎月の初めに自分の現状と理想像をメモに書くという習慣もおススメです。月初めに理想像を立てたら、どんなことを言われても変えない。理想像について本気で考えるのは月初めだけと決めておけば、外部情報に対して簡単に流されず、冷静な気持ちで自分のあるべき姿について考えることができるでしょう。
830は昔の自分を振り返るためにこのブログを活用しています。2カ月前の入社式の記事を振り返るだけでも、変化を見て取ることができますし、昔の自分からやる気をもらうことができる。非常に役に立っています。
是非皆さんも言語化をうまく活用してみてください。

まとめ

今回は、外部情報に対して無思考に反応してしまうのではなく、しっかりと受け止めた上で自分で考えることの大切さについてお話させて頂きました。
反応しないようにするというのは非常に難しいですが、一日五分の瞑想を取り入れるなど、様々な方法があるので試してみてはいかがでしょうか。
830的には、定期的に自分の現状と理想像を言語化する習慣をつけることで、外部情報に流されることなく、冷静に自分のスタンスを決めていくことができるのではないのかなと考えています。
是非いいなと思われたら参考にしてみてください。

瞑想については、参考書として、『Search Inside Yourself』を載せておきますので、まだ読まれたことのない方は手に取ってみてください。非常に参考になる一冊です。


P.S.

下の記事では、多数決は本当に素晴らしい意思決定手段なのだろうかという記事を書かせて頂きました。
「多数決は、多くの人がいいと思う選択を行うだけで、本質的にいい選択を行うわけではない。また、意思決定後の参加者のコミットメントを考えてもいい手法ではない」と述べさせて頂きました。

そんな中でビジネス系YouTuberサラタメさんの動画で『これからの正義の話をしよう』という動画を拝見させて頂きました。
その中で、「多数決は最も優れた意思決定手段ではない。その点に注意を払うことなく、当然のように多数決を行うというのは、一種の思考停止である。何が一番正しいのかについて考え続けること、それ自体が正義である。」と述べられています。

非常に参考になる動画なので、ぜひ参考にしてみてください。
そして、多数決という考え方をもう一度考え直してみてください。

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2件のコメント

はじめてきちんとブログを拝見しました。

多くの同期を見ていると、研修の中で「こう考えるのが大切だ」と言われると、簡単にそっちに流されてしまう。

私もそう感じておりました。
先輩や講師の指導というのは、自分のポリシーや自分の目指す像に近づく上で補足的な要素に過ぎず、自分に必要か否かの取捨選択をする材料であると捉えています。
もちろん指導は大切ですが、自分の理想像の軸に簡単になり得るものではないと思います。

思考停止を繰り返す人生にならないように生きていこうと思います。

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