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「生き方」のすすめ_1

今回は稲盛和夫さんの「生き方」という一冊を紹介させて頂きます。
京セラやKDDIという大企業の経営に携わった稲盛さんの哲学が記されています。
人間として生きていく上で何が大切なのか。
非常に勉強になる一冊です。
是非ご一読ください。

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生き方 人間として一番大切なこと [ 稲盛和夫 ]
価格:1870円(税込、送料無料) (2020/5/14時点)


目次
  • 哲学の道は険しい
  • 六つの精進
  • まとめ
  • P.S.

哲学の道は険しい

判断を一つ間違えれば、できたばかりの小さな会社にとって存続にかかわってきます。
(中略)
私は悩みました。そしてその末に行き着いたのは、「原理原則」ということでした。すなわち、「人間として何が正しいのか」というきわめてシンプルなポイントに判断基準を置き、それに従って、正しいことを正しいままに貫いていこうと考えたのです。

原理原則に基づいた哲学をしっかり定めて、それに沿って生きることは、物事を成功へと導き、人生に大きな実りをもたらします。しかし、けっしておもしろおかしい楽な道ではありません。哲学に準じて生きるということは、おのれを律し、縛っていくということであり、むしろ苦しみを伴うことが多い。ときには「損をする」こともある苦難の道を行くことでもあります。

「人間として正しいことをする」

これがどれだけ大変なことか、誰もが知るところではないでしょうか。

830がTwitterを始めてからたくさんの方をフォローしてきました。そしてたくさんのツイートを見てきました。Twitterを通して情報発信されている方には熱い方、夢のある方がたくさんいて、いつも力をもらっています。
830もその中のひとりとして情報発信を続けていますが、人として当然の考え方を発信することがどれだけ大変なことかいつも思い知らされます。自分が発言したことを自分が破るわけにはいかない。だから、発信をすればするほど、自分に対する制約が増えていく。これが発信するということなのだと思い知らされます。
正しいことを言うというのは本当に苦しい所業だ。一度発言し、それを破れば、自分の信頼はガタ下がりです。信頼を積み上げていくのは非常にロングスパンなのに、崩れ落ちるのは一瞬です。
とても過酷な道を選んでしまったと後悔する時もたくさんあります。

哲学は時として力をくれます。しかし、哲学がゆえに苦しい時もたくさんあります。
苦しいことの方が多いです。それを830は知ってしまった。
だからこそ、書籍やTwitterで当たり前の哲学を語る人を心の底から尊敬することができます。この人も辛い道を歩んでいるんだと思えるから。
「きれいごとばかり言って」と揶揄する人もいるでしょう。しかし、「きれいごとを言い続ける」ことがどれだけ辛いことかを知っている。だから、そういう人心から尊敬できるし、ここから応援したいと思える。こういう人の繋がりの中で、きっと成功が生まれるのではないかなと感じました。
哲学という苦しい道を歩んだ人はきっと強い。そんな強い人たちが協力すればきっと成功に近づける。しかし、そういう中に行くためには、哲学を極めないといけない。哲学という苦しすぎる道を。

六つの精進

①誰にも負けない努力をする
②謙虚にして驕らず
③反省ある日々を送る
④生きていることに感謝する
⑤善行、利他行を積む
⑥感性的な悩みをしない

これは稲盛さんの心がける六つの精進です。
当たり前のことが六つ並べられています。
これを実行することがどれだけ大変か。

全てできる人がいるとすれば、その人はもはや仏でしょう。
すべて実行することは難しいかもしれません。まず、一つから始めてみてはどうでしょうか。一つを強く意識して、まず一日を過ごす。そして、また一日を過ごす。一週間を過ごし、一カ月を過ごす。意識して三カ月過ごせば習慣化されます。三カ月強く意識することができれば、もう自然とその考え方になるでしょう。そして、次の課題に取り組んでいく。

当然、これは方法論にすぎません。
簡単にこれら六つの精進を体得することはできないでしょう。
しかし、一つから、一日から始めてみるしかありません。
ぜひ取り組んでみてください。そして、人生を変えてみてください。

取り組む前に一つだけ覚えておいてください。
哲学の道は険しい。苦しいことの方が多いでしょう。
挫折しても自分を責めないでください。
挫折して当然です。
機会を待って、やり直せばいい。
哲学の道を進むというのはそういうことです。

まとめ

今回は、哲学の道の険しさについて記事を書かせて頂きました。
哲学を極めることがどれだけ難しいのかは、志した人にしか分からないでしょう
しかし、この険しさを知れば、人の見え方は大きく変わっていく。
誰を信頼し、誰についていくのか。その思考は大きく変わっていくことでしょう。
哲学の道の険しさを知るだけでも大きく人生は変わる。
挫折してもいい。まずは、志してみてはどうでしょうか。
考えてみてはどうでしょうか。
「人間として何が正しいのか」

あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご了承の上、ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。

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P.S.

国家や民族によって文化に違いがあります。しかしビジネスをやっていくうえでの哲学や、人生を生きていくうえでの基本原則は結局同じものです。たとえば、仕事で成果を出すように努力すること、また社会のために善きことをしたいと考えること。それらはどの文化であっても、どの宗教であっても真理であり、普遍的であるはずです。

文化や国籍関係なく、「人間として何が正しいのか」は共通している。
だからこそ、哲学を極めることができれば、万人と心を通わせることができるのかもしれません。
それだけでも、哲学には大きな価値がある。