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「ハーバードの人生が変わる東洋哲学」_4

固執するべきものなどない

どの思想家も、わたしたちを束縛する変えられない過去や、固守すべき画一的な宇宙の秩序や、従うべき理性的な法則や、先人が残した心にとめておくべき倫理的な教義などないと考えた。
本書の思想家たちが突きつける課題は、「そうしたものがないと考えたとき、きみの人生はどうなるか想像してみよ」というものだ。

「過去や秩序、法則や教義がないと考えた時、きみの人生はどうなるか想像してみよ」

これは非常に難しい哲学的問題です。

高校を卒業する時、「これまでは学校という線路の上を進んできた。これからは線路のない世界です。自分で考え、自分で選択し、人生を歩んでいってください。」的なことを言われたのを覚えています。しかし、多くの人の場合、大学に行って、企業に就職し、結婚して、とまだまだ線路は続いていく。自分で選択などせず、なんとなく生きているだけで人生は進んでいく。そして、定年退職して初めて、本当に線路のない世界を放り出され、苦悩する。暇という地獄にはまるのである。

最近では、サラリーマンなんてオワコンだと、フリーランスを目指す人が増えた。「退職して、フリーランスで悠々自適な生活を送っています」というネットビジネスの勧誘が山のように届きます。
しかし、830に言わせると、社会の流行に乗って、フリーランスを目指している人は、本当に自由意思でフリーランスになりたいと思っているのでしょうか。フリーランスがもてはやされているから、そちらに流されているだけならば、社会の線路に乗って会社に就職する人と何ら変わりないと思います。自分で選択なんてできていないのです。

本当に大切なのは、上の問いと本気で向き合うことです。
目の前にある線路を取っ払い、ゼロベースで人生を見直した時に、自分はどのように生きたいのか。自分は何で、何が好きで、何がしたいのか。自分と真剣に向き合うことが大切だと思うのです。
周りの目や、社会の流行に流されることなく、自分本位の選択を行うこと。それが自分の人生を生きるということだと思うのです。

自分と向き合った結果、大学に進学したり、就職したり、結婚したり、フリーランスになるという選択をしたのであれば、とてもいいことだと思います。結果に意味があるのではなくて、その結果に至るまでに自分自身で選択することができたのかが重要なのだと思います。後で人生を振り返った時に、心から納得できる選択を繰り返せているかが一番大切だと830は思います。

読者の方々の中に、中高生や大学生といった若い方がいらっしゃればうれしいのですが、人生の早い段階で自分と本気で向き合ってみてください。自己分析してみてください。
「夢は何ですか」という質問に胸を張って答えられるようになった時、きっと人生は輝きだす。

まとめ

「ハーバードの人生が変わる東洋哲学」の最終回となります。

「夢は何ですか」と問われた時、
「地球に優しいエネルギーインフラを作って、地球の人々の生活を支える」と830は答えます。

人類が構築してきた現在のエネルギーインフラは問題が山積しています。この問題を解決できるのは人類だけです。
宇宙開発が進み、人類が地球なんかに住まなくなる未来が来るかもしれません。しかし、それまでの間は地球を守りたいと思います。きれいな自然を守っていきたいと思います。
本当にその一翼を担っていけたとしたら、どれだけ充実した人生になる事でしょう。

あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご了承の上、ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。