何百人、何千人が働いている中で、自分が目立つ瞬間なんてほとんどない。自分の打席なんてほとんどなくて、人の打席を眺めながら素振りをする毎日だ。自分の出番は野球よりもずっと少ない。だけど、その時間をどれだけ有意義なものにできるのかが成果を分ける。
人生はいつもそんなものだ。たった1時間の試験のために何カ月も対策する。たった一日の受験のために何年も勉強する。たった数分の打席のために、たった数秒のワンスイングのために、何年もバットを振り続ける。
日を浴びることのない日々の積み重ねで、たった一瞬の出番の輝きが決まる。だから、毎日がどれだけ退屈でも、どれだけ無駄なものに思えたとしても、努力を続けよう。
そして、チームメイトの打席を良く見て、チームメイトのことを知ろう。チームメイトが一番輝けるように、たくさん声を出して応援しよう。
そうやって日々無意味に思えるような努力を積み重ねていれば、きっと自分の打席が回ってきた時にこれ以上ないくらい輝けるはずだから。
まとめ
スポーツや芸術などといった、一見仕事とは関係ないようなところからでもたくさんのことを学ぶことができる。ぜひ視野を広く持ってたくさんのことを学び、奥深い仕事をしていきたいものです。
出会った人たちを幸せにしないと、楽しくないよね。野球なんか特にそう。自分ばっかりいいプレーをして喜ぶのもいいだろう。ただ、やるからにはチームとしてみんなで喜びたいし、励まし合いたい。幸せも痛みも、誰かに分けてやるんだよね。ミスした人たちも、僕に分けてほしい。じゃないと、野球なんてやってられないよ。
栃木ゴールデンブレーブス 川崎 宗則
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