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「第四次産業革命」を生き抜く_概要

今回は、「『第四次産業革命』を生き抜く」という一冊を紹介させて頂きます。5GやAI、IoTなど新たな技術革新に注目が集まる昨今は「第四次産業革命」とも呼ばれています。 この変革の波に乗っていくためには、その変革の本質を学んでおくことは必要不可欠でしょう。どのような技術革新が起こっているのか、起こっていくのか、どのよう社会にインパクトを与えてくれるのか、この一冊を通して、具体的な技術について学んでみてはいかがでしょうか。

最近、書籍紹介はかなり分量が多くなってしまっているので、概要と考察で分けて記事にしていこうかなと考えています。試行錯誤している最中なので、お問い合わせフォームやTwitterからフィードバックを頂けると嬉しいです。
宜しくお願い致します。


概要

こちらの本は大きく3つのパートに分かれ、第1部では第4次産業革命の概要を、第2部では各技術を深掘りしてそれらの長所・短所を、第三部ではこの変革の中で国家・企業・個人ができる事を説明してくれています。第2部ではとても細かく技術について紹介してくれているので、非常に読み応えのある一冊かなと思います。

第1部

第4次産業革命について説明しています。第1次産業革命とは、蒸気機関によって作業効率が大幅に向上した1800年代前半のイギリスにおける変革を指します。第2次産業革命とは、電力の利用や科学技術の発展によって大量生産が可能になった1800年代後半のアメリカやドイツにおける変革を指します。その後、コンピュータを用いた機械の自動化が進んだことによる1900年代後半の変革を第3次産業革命と呼んでいます。そして、AIやIoT、ブロックチェーンやARなどといった飛躍的なデジタル技術の発展によって今まさに起ころうとしている変革が第4次産業革命です。
第4次産業革命によってもたらされる恩恵は測り知れません。自動車の自動運転やブロックチェーンによるものの管理、ドローンの開発に伴う人々の移動の変革やAR・VRなどによる現実と仮想空間の統合、遺伝子組み換えなどのバイオテクノロジーや宇宙開発など、本当に様々な分野に注目が集まっています。そういった中で、本書では第4次産業革命に3つの課題を提示しています。1つは第4次産業革命がもたらす恩恵を公平に分配することの難しさです。「AIとBIは人間をどのように変えるのか」でもお話ししたように、技術革新によって貧富の格差が助長されることが懸念されており、どのようにそれを是正していくのかは大きな問題と言えるでしょう。2つ目は、第四次産業革命によって生じる負の副作用をどのようにマネジメントするかという問題です。技術革新によって、社会が便利になっていくのに伴って、予期しない問題や害を生じさせることは簡単に想像できます。そういった問題に対して柔軟に対応していくことが当然ながら求められていくでしょう。3つ目の課題は、第4次産業革命を人間主導で進めていかなければいけないという問題です。シンギュラリティという言葉が話題になっていますが、人間の生活を豊かにするように技術革新は行われて行かないといけません。また、お金の尺度で評価するというのも危険な考え方です。人間の生活を豊かにするというのは、単に経済が大きくなるという事を指すのではなくて、人間の幸せが大きくなっていくことを指しています。人間にとって様々な意味でベストな形で第4次産業革命は進められていくことが求められるでしょう。
この第4次産業革命において、どのようなリーダーが求められるのか、次回の考察において考えてみたいと思います。

第2部

第4次産業革命で期待されている様々な技術について触れます。それぞれの技術の技術的な説明を通して、長所・短所についてしっかりと議論していきます。本書の中では技術を、デジタル技術を拡大する、現実世界を改革する、人間を改造する、環境を統合すると4つにカテゴライズして考えていきます。「デジタル技術を拡大する」では量子コンピューティング・ブロックチェーン・IoT、「現実世界を改革する」ではAI・先進材料・3Dプリント、「人間を改造する」ではバイオテクノロジー・ニューロテクノロジー・仮想現実と拡張現実、「環境を統合する」では新しいエネルギーマネジメント・ジオエンジニアリング・宇宙開発についてそれぞれ非常に細かく説明してくれています。それぞれの長所・短所については簡単に考察で紹介したいと思っていますが、是非手に取って、時間をかけて自分で読み込んだ上で落とし込んでいってほしいなと思います。

第3部

この第4次産業革命の中で私たちにできる事を提示してくれています。本書では、「システムリーダーシップ」が重要であると強く述べられています。個人や企業、国家という小さなまとまりで物事を考えるのではなく、社会全体、システム全体を視野に入れながら行動していくことが大切です。グローバル社会の多くのステークホルダーが協同し、全ての人が恩恵を受けられるようなビジョンを掲げ、責任をもってそのビジョンを遂行していくことが求められています。そういった中で、政府・企業・個人は何をしていかなければいけないのかについてそれぞれ次のように説明されています。
政府:機敏なガバナンス・越境思考
企業:挑戦と人材への投資・技術開発
個人:探求と実験・政治的になる
新しい技術が続々と現れてくる世界の中で、政府は機敏に制度を操作しながら、社会を後押ししていかなければいけません。そのためにも、国や役職といった境界を越えた考え方や関係性を築いていく必要があるでしょう。凝り固まった考え方を捨て、柔軟に物事に対応していくことが大切です。
企業は、様々な事業にチャレンジし、その中で人材を育成していく必要があります。機会をうかがっている間に波に乗り遅れてしまいます。十分な人材がいなくともアグレッシブに挑戦していく、その中で人材を育てていくことが重要であると述べられています。そして、未来を想像し、先回りして技術開発にも投資を怠らないことが非常に大切であると考えられています。
個人としては、新しい技術を積極的に取り込んでいくことが大切です。常に新しい技術を探求し、実験的に取り組んでいく。それによって、社会の中で個人としての価値を高めていくことができるでしょう。そして、政治的になる。政治的になるとは、自分の考え方を持ち、発信ししていく。例えば、新しい技術に対して、賛成なのか、反対なのか、技術を取り込んだ上で評価しポジションを取って発信していくことで、技術はいい方向に磨き上げられていくのではないでしょうか。一個人個人がその事を意識して行動していく。小さな行動の積み重ねが、第4次産業革命を支えていくことになるでしょう。

まとめ

第2章は新しい技術に触れる事が出来て、非常に興味深かったです。技術革新によって第4次産業革命が起ころうとしている中で、多くのステークホルダーが協同していくことが不可欠だということが本書全体を通して述べられています。いち早く技術革新を推し進めて、社会を豊かにしていくためにも、各ステークホルダーがシステムの中での自分の役割を自覚し、実行していく。そのためにも、全てのステークホルダーにとってwin-winな形となるシステム作りが必要であって、全てのステークホルダーがシステムリーダーシップを強く意識していかないといけないのではないでしょうか。

また、少し話は変わりますが、リーダーシップという概念について、こちらの一冊は本当に参考になる一冊です。830の考え方を大きく変えた一冊なので、是非読んで頂きたいと思います。本当に参考になる一冊なので、またいつか書籍紹介でも取り上げたいと思います。

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今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
今後も宜しくお願い致します。

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