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「レバレッジ時間術」のすすめ

Kindle Unlimitedに登録してから、
本を読む量が倍増しました。

週3,4冊くらいのペースで本読んでます。

今回はその中で面白かった、
レバレッジ時間術」
を紹介したいと思います。

概要

Google楽天といった大手企業でも働かれていた、
著者 本田直之さんが、
時間の使い方、
無駄なく時間を使う方法、
時間を生み出す方法、
を紹介してくれる一冊です。

最近は、
ファイナンシャルリテラシー
という言葉をよく聞くようになり、
お金の知識が重要視されています。

お金と聞くと、
がめつい、
冷たい、
といった印象を持ってしまう方もいると思いますが、
大富豪になって毎日パーティ生活がしたい、
というような価値観ではなく、
お金に縛られずに自分らしく生きていく、
ためにもお金の知識はとても大切だと830は思います。

一方で、
この作品から感じたのは、
「時間もお金と同じくらい大切だよ」
「時間の知識もしっかり身に付けないといけないよ」
という事です。

ファイナンシャルリテラシーが叫ばれる現代ですが、
この一冊はその先の、
時間のリテラシーについて語ってくれています。

お金に縛られずに自由で生きていきたい
と思う人は一定数いると思いますが、
私たちを縛るものはお金だけではありません。

時間や人間関係、食欲や物欲など、
様々な束縛環境を一つ一つ見つめ直していくことで、
自由に自分らしく生きていくことができるのではないでしょうか。

そのために、
この一冊で時間のリテラシーを身に付けてみてはいかがでしょうか。

830の印象

830がこの一冊で参考になったのは、
– “時間 = お金”の考え方
– 時間家計簿をつける
– 自分の時間割を持っておく
の三点です。

一つ一つ簡単に説明していきます。

“時間 = お金”の考え方

時間とお金はとても似通ったものであるという事が分かりました。

お金が私たちの生活の束縛条件になるように、
時間によっても私たちは大きく束縛されています。

あまりこのように時間を意識する人はいませんが、
時間による束縛はお金よりも強力です。

時間は1日24時間と決まっていますし、
時間がなければ遊ぶこともできません。

最近はバイトの最低時給が引き上げされていますが、
これは時間の価値が高まっていると考える事もできます。

これまで以上に時間は価値の高い資源になってきており、
ないがしろにはできないものだと感じます。

お金を散財せずに投資に回すことで、
複利的に大きくなっていくように、
時間も投資に回すことで、
複利的に大きくなっていきます。

たまたま仕事が早く終わって時間ができた時に、
同僚と飲みに行くことで親睦を深める、
お互いを知る事で仕事効率を上げる、
という考え方もあると思います。

一方で、
その空いた時間に毎日のルーティンワークを、
Excelのマクロに直すことで、
圧倒的に時間を削減する事ができるかもしれません。

プログラミングをせずとも、
毎日やっている作業をすべて書き出して、
本当に必要な作業なのかどうか精査する、
要らないものは切り捨てる、
誰かにまとめられるものはまとめてしまう、
といった作業もとてもいい時間の使い方だと思います。

こうして日々のワークの負担を軽減することで、
グンと時間が生まれてきます。

本書では、時間を10分の1にできる方法を常に考えろ
と言っていますが、
何も考えず、
投資に回すという選択肢がないまま時間を散財してしまうのは、
非常にもったいない事だと思います。

「時間を投資に回す」
という選択肢があるという事を、
知っているだけでも大きなアドバンテージなると、
830は思いました。

830的に時間の投資としていいのは、
速読の練習じゃないかなと思います。

人生生きていく中で、
文字を読むために使う時間は非常に多いと思います。

速読を身に付けて読書スピードが2倍になれば、
時間は半分になります。

830も一冊の本を読んで速読の大切さを感じましたが、
若い時に知ることができてとてもよかったと思います。

今では普通の人の倍は早く本を読むことができるので、
それだけもかなりの時間を生み出すことができました。

そうしてできた時間をまた投資に回すことで、
複利的に時間を生み出していくことができるのです。

時間家計簿をつける

時間とお金は似ているというお話をしました。
時間家計簿というのもその延長線上です。

ファイナンシャルリテラシーの勉強をした方なら、
自分に必要なお金を計算する事がいかに大切かという事が、
しっかり理解できてると思います。

収入が増えたから裕福になるのではなく、
自分に必要なお金に見合う収入に届いたから裕福になるのです。

収入が増えると同時に、
必要なお金も増えてしまうという人は、
永遠に裕福になる事はありません。

その必要なお金を考えるためにも、
家計簿というのは必須のアイテムになります。

日々何にお金を使っているのか、
一か月、一年、いくら必要なのか、
をしっかり把握しておく必要があります。

本書では、
それと同じように、
日々時間をどのように使っているのかを、
時間家計簿をつける事によって意識する事が大切だといっています。

日々何に時間を使っているのか、
自分は本当に忙しいのか、
家計簿をつけて、
明確な数値を基に評価する必要があるのです。

実際に時間家計簿をつけてみると、
想像以上に余白の時間が多い事が分かると著者は言っています。

また、
インプットの時間とアウトプットの時間のバランスも、
大切なのだそうです。

朝から晩まで働いているという人は、
インプットの時間が足りていないという事なので、
改善が必要です。

830的に、
そのような人は、
働いている時間をさらに細分化して家計簿にすることで、
前節で述べたように、
無駄な仕事、無駄にしている時間、
が見えてくるのではないでしょうか。

830も時間家計簿をつけて、
日々の生活を見直してみようかなと思っています。

自分の時間割を持っておく

時間割を持っておくというのは非常に参考になりました。

朝何時に起きて、
まず何をしなければいけなくて、
何時に家を出て、
何時に昼食を取って、
何時に夕食を取って、
何時にお風呂に入って、
寝る前には何の作業をしなければいけなくて、
何時に寝るのか、
といったルーティンワークは、
しっかりと時間割を決めてそれに従って行動するというものです。

日々のルーティンワークは、
それ自体に楽しさや喜びがあるわけではなく、
やらなければいけないからやる作業であることがほとんどです。

それを考えるために毎日頭を使っているのは無駄ですし、
結局毎日同じような答えが出ることに対して、
毎日頭を使うのは馬鹿げているなと思いました。

時間割を作る事で、
効率よく動けるようになって、時間を生み出すことができるのです。

また、
働ている時間に対しても時間割を作るのがいいという事でした。

830も研究室にいるとずっと机に座ったまま、
淡々と作業をしてしまいますが、
1時間経ったら休憩を取るというように、
小学校のような時間割を作るのがいいそうです。

人間の集中なんて一時間程度しかもちません。

淡々と作業するのは非常に効率が悪いのです。

また、
一つ一つの作業に対して終わりを意識できることで、
やる気を維持したまま作業する事ができます。

さらに、
作業の終わり時間を意識することで、
それまでに終わらせようと頑張るので、
これもまた作業効率を上げる役割をしてくれます。

この他にも様々なポイントはあるのですが、
確かに時間割を作るというのは、
非常に大切なポイントだなと感じました。

ちなみに830は、
読み終わってすぐに、
Excelで一週間分の時間割を作って壁に貼り付けました笑。

まとめ

本書は、
「時間 = お金」
という価値観に尽きるなと感じました。

そういった中で、
お金をうまく使うために知識として、
ファイナンシャルリテラシーがあるように、
時間をうまく使うための方法として、
時間家計簿や時間割といったものを紹介してくれています。

若いうちのお金は非常に大切だといわれるように、
若いうちの時間も非常に大切なのではないかと、
しみじみと感じる事ができる一冊でした。

日々の時間を強く意識しながら、
自分の生活に活かしていきたいなと感じています。

非常に面白い本なので、
良ければご一読してみてください。

P.S.

ファイナンシャルリテラシーは当然でしょ
みたいな感じで書いてしましたが、
ファイナンシャルリテラシーって何?という人のために、
830が参考になった本を2つ貼っておきます。

「大富豪の投資術」は、
本当に参考になる本なので、
是非読んでみてください。

参考になりすぎて、
830は読んですぐにお父さんに勧めて読ませました笑。

現在は中古しか内容です。

「金持ち父さん、貧乏父さん」は、
非常に有名な一冊ですが、
良ければ見てみてください。