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向き合うべきは、「問題」よりも「人」

会社という組織を運営していく上で、人をどれだけうまく使うことが出来るのかが非常に重要だ。
どうすればいいチームを、いい会社を作っていくことが出来るのか。


目次
  • 問題よりチーム
  • まとめ

問題よりチーム

私達マネジャーは、とかく目の前の問題にとらわれがちだ。状況はどうなっている?問題は何だ?選択肢は何がある?など。これらは有効な質問だが、コーチはより本質的な問いによってチームを導こうとする。誰が問題に当たっているのか?適切なチームが適所に配置されているか?彼らが成功するために必要なものはそろっているか?
(中略)「CEOの立場に立ったら、いままで以上に人に賭けろ。チームを選べ。人とチームのことをもっと考えろ」

エンジニアとして現場に出て学んだことは、人件費がコストの大部分を占めるということだ。だからこそ、人を大切すべきだということを改めて知った。
一人一人のアウトプットが良くなれば、同じコストでも生産性を爆増させることが出来る。社員の質こそがチームの質に直結する。

どうすれば、社員が働きやすくなるのか。社内の雰囲気はどうか、社員同士のコミュニケーションはどうか、目標は共有できているか、社員はみんなポジティブか。一つの案件や顧客について考える前に、社員一人一人と向き合うべきだ。社員ひとりひとりと本気で向き合って、それぞれの質が上がれば、きっとその案件も上手くいく。管理職が本当に向き合わないといけないのは「人」なのだ。チームの力を底上げできれば、長期的に大きなリターンを手にすることが出来るだろう。

会社が福利厚生を整えて、給料を上げて、ワークライフバランスを大切するのは、良い人材を惹き付けるためではない。社員に安心を届けて、思う存分働いてもらうためだ。社員一人一人の生産性を上げるためなのだ。
採用活動は当然大切だ。良い人材を確保することが会社の業績に直結する。しかし、まだまだ解雇が難しい日本社会において、今いる人材をどれだけ有効活用できるかも同じように、それ以上に重要だ。

社外に目を向ける前に、しっかり社内に目を向けよう。どんな人材がいて、彼らはどんな働き方をしているのか。気持ち良く働けているか、仕事を楽しめているか、やりがいを見つけられているか。もしそうでなかったら、施策が必要だ。それに気づくのは必ずしも管理職だけではない。あなたがたとえ平社員であったとしても、この問題に気づいたのであれば、声を上げよう。「社内の雰囲気が良くない」「コミュニケーションが足りない」「目標が見えない」。
830たちの仕事は、目の前の案件を取ることではなくて、会社の業績を上げることなのだから。

まとめ

人を雇用するためには、給料だけではなくて、社会保険料や福利厚生など、さまざまな費用がかかる。それだけのコストを払って人を雇っているのであれば、それを最大限使えるようにするべきである。
それは決してブラックな環境で社員をこき使うという意味ではない。むしろその反対である。社員に自由を与え、働きやすい環境を整えて、やりがいを感じてもらうことで能動的に働いてもらう。そうすることで社員の成果を最大化することが出来る。
今働いている環境は、こういった観点から見て適切な環境だろうか。もしそうでないのだとしたら、声を上げよう。「もっとこうしよう。もっとああしよう。」その一言が会社を変える。


あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。