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金魚鉢から大海原へ

A fishbowl with goldfishes and splash on white background. Taken in Studio with a 5D mark III.

私たちは本当に広い世界の中で生きている。何億人と人がいる。百何十もの国がある。宇宙には地球以外の惑星がごまんとある。
なのに日々を生きていると、自分の周りの小さな小さな世界に囚われてしまう。
視座を高く持って、全体を俯瞰視することを忘れてはいけない。目の前の仕事に囚われていてはいけない。


目次
  • 金魚鉢
  • まとめ

金魚鉢

一度の人生を大海で勝負したいなら、やっぱり独立しかない。

(中略)
三〇代や四〇代という気力も体力も充実した時期に大海で勝負したいなら、やっぱり独立しかないのだ。「千田君、金魚鉢の中でいくらがんばっても所詮金魚鉢の世界しかわからないよ。一度の人生、大海で泳いでみないか?」
私が尊敬する大経営者からいただいた、独立の決定打になったひと言だ。

入社してまだ1年にもならないが、なんとなく気付いたことがある。それは会社という環境が、社会と断絶しているということだ。会社というのがひとつの小さな国家になっている。ルールも、正義も、全ては会社の中で完結する。その世界の中で、830たちは1日何時間も生活するのである。しかし、その世界が本当に素晴らしい世界なのだろうか。
日本という国家は1億人の中から政治家が選出されて運営されていく。それでもたくさんの汚職やスキャンダルが毎日のように噴出する。それだけ優秀なリーダーを選出することは難しいということだ。
では、830たちが生きる会社という世界のリーダーは本当に優秀なのだろうか。汚職もなく、スキャンダルもない、清廉潔白で信頼に足る存在なのだろうか。これはあくまで確率論として話すにすぎないが、その確率は低いだろう。麻雀やゴルフで賭博をしているかもしれないし、権力闘争のために賄賂まがいのことをしているかもしれない。そんな人に運営される会社が本当に住み続けていくべき国であるかはわからない。その国のルールが、その国の常識が、本当に正解なのかどうかはわからない。
そんなねじり曲がった小さな世界の中で一生を費やすことが本当に正しいのだろうか。そんな小さな世界で出世して何の意味があるのだろうか。そんな小さな世界のトップになることに何の意味があるのだろうか。そんな小さな世界のルールに従うことで何の意味があるのだろうか。

「千田君、金魚鉢の中でいくらがんばっても所詮金魚鉢の世界しかわからないよ。一度の人生、大海で泳いでみないか?」

会社なんて、金魚鉢に過ぎない。世界はもっともっと広い。視座を高くして、自分を見つめ直す。
「フリーランスになる」「転職する」ことが正解だと言っている訳ではない。会社の中で精を出すことも本当に重要なことだ。しかし、その目の前の仕事に囚われて、全体像を見失ってはいけない。830たちは広い広い世界の中で生きている。そのことを決して忘れてはいけない。

まとめ

日々の業務をこなしていると、全体像を見失ってしまう。何のために仕事をしているのか、どうしてこの仕事が求められているのか、その仕事によって誰の役に立つことができるのか。
それと同じように、日々の会社の中で生活していると、それが世界のすべてかのように思えてしまう。しかし、世界はもっともっと広い。そのことを絶対に忘れてはいけないと考えさせられた一冊でした。

金魚鉢の中でいくらがんばっても所詮金魚鉢の世界しかわからないよ。一度の人生、大海で泳いでみないか?


あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
正確な情報については、是非原本をご購入の上、お読み頂けますよう宜しくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。

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4件のコメント

金魚鉢も大海も、確かに大きさ広さは違うが、一人の人間が出来るのは、人にリードされて一緒に頑張るか、リーダーとして、多くの人々と一緒に頑張るか、じゃぁ無いんですかね?

自分の人生の中にあって、人にリードされるべきではないと830は考えます。全ての人が「自分はリーダーである」という自覚を持って、能動的に行動していくべきではないでしょうか。
リードする人とリードされる人がいるわけではない。全ての人にリードしていく責任がある。
会社の中で何も考えずに生きていると、簡単にそのことを見失ってしまう。このことを見失った瞬間から、その人は道具として利用され、搾取されるようになる。お金という人参を目の前にぶら下げられて、毎日毎日を必死走り回ることになる。
だからこそ、アリストテレスは人間のことを「ものをいう道具」だと表現したのではないでしょうか。そうならないためにどう生きるのか。

何も考えずに、自分の意見を持たない人、断れない人なども、うまく使われて搾取されてしまいますよね!
使われずに、一緒に働いていきたいと思います。

その通りだと思います。
能動的に働いてこそ、本当の意味で価値を提供することができる。

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