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変化できるものだけが生き残る

今回からもアートについて考えていきましょう。
参考にする書籍は「現代アート、超入門!」です。
前回までと引き続いて、常識を打ち破るということ、自分の感性を信じることの大切さについて考えていきましょう。

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目次
  • 見慣れぬものによって生じる戸惑い
  • 現代アートの主役はあなた
  • まとめ

見慣れぬものによって生じる戸惑い

現代アートに親しめないというとき、その原因の一つは、(中略)”慣れ親しんできたものからかけ離れている“からではないかと察せられよう。そのとき、それらのモノをどう見たり、どう受け止めたり、どう評価したらいいのかわからない。この”見慣れぬものによって生じる戸惑いが、現代アートの敷居を高くしている大きな原因の一つに思われる。

日常生活を過ごしていて、アートと対峙する機会はそれほど多くはないだろう。だからこそ、現代アートと向き合うとき、”見慣れぬもの”と対峙することになる。その時は人は違和感を覚え、不安を感じ、嫌悪感を抱く。そういった理由で、多くの人はアートと馴染めず、現代アートの敷居は高くなっている。

しかし、変化の激しい現代において、”見慣れぬもの”と対峙することは非常に多いだろう。むしろ慣れ親しんだものの中だけでおさまっていることの方が少ないのではないだろうか。技術は常に進化し、目新しいデバイスが登場し続ける。1年もすれば周りのデバイスはがらりと変わっているということも少なくない。
だからこそ、“見慣れぬもの”と対峙する力を身につけていく必要がある変化を恐れずに、むしろ自らが変わり続けないといけない。

人間には現状維持バイアスというものがある。安全に、安定した生活を送るために、変化を拒む生き物である。しかし、これだけ変化の激しい時代にあって、変化ができないというのは弱みでしかない。誰よりも早く変化をとらえ、フロンティアをかき分けていったものが成功を勝ち取る。
アートを通して”見慣れぬもの”とどう向き合っていくのかを考えてみるといいでしょう。見たこともなければ、触れたこともない、真新しいものに対して何を感じ、どんな自分なりの答えを出していくのか。

強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ。

ダーウィン