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自分の人生を生きる

今回は「13歳からのアート思考」の最終回として、常識に囚われない大切さを改めて考えようと思います。
社会の中にはたくさんの固定観念がうごめいている。気がつけば、自分の意志ではなくて、常識に流されて生きてしまっている。
自分の答えとは何なのか、ぜひ考えてみましょう。


目次
  • 新しいものの見方
  • 点と点が繋がっていく
  • まとめ

新しいものの見方

「すばらしい作品」ってどんなもの?
「リアルさ」ってなんだ?
アート作品の「見方」とは?
アートの「常識」ってどんなもの?
私たちの目には「なに」が見えている?
アートってなんだ?

このような問いについて探求した20世紀のアーティストたちは、「目に見える世界の模倣」に縛られていた時代には考えつかなかった「新しいものの見方」を、次々と生み出してきました。

本書の中では、美術史に大きな影響をもたらした6つの作品が紹介されています。いずれもそれまでの固定観念をぶち壊す新しいものの見方を人びとに与えてくれたのです。

VUCA時代にあって、常識に囚われずにゼロベースで物事を見つめ直すことが大切だと、多くの論者が口酸っぱく言っていることでしょう。しかし、常識に囚われないとはどういうことなのでしょうか、ゼロベースで物事を見つめ直すとはどういうことなのでしょうか、今一度考え直す必要があるでしょう。
本書を通して常識をぶち壊すということがどういうことなのかを感じてみてください。
常識をぶち壊すというのは簡単なことではありません。だからこそ、それを体現したこれら6つの作品は高く評価されているのです。

自分を見つめ、どこまでが自分の価値観なのか、どこからが社会に植え付けられた価値観なのかを考えてみてください。誰にどれだけ否定されたとしても、曲げずに持ち続けようと考えられる価値観こそが大切にするべき自分の価値観です。
もし自信をもってそう思えるものがないとしたら、社会に流され生きているにすぎない。それは自分の人生を生きているのではなくて、人生を消費しているにすぎない。
アートを通して、自分と見つめ合い、自分なりの答えを見つけましょう。周りの意見なんて関係なくて、自分が本当にやりたいことをやってこそ、自分の人生を生きるということになるのではないでしょうか。