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ビジネスは奪い合いから与え合いへと変わっていく

奪い合いから与えあいへ

奪い合う社会から分かち合う社会へ転換するための大きなチャンス、と考えることもできます。これまでのような、等価交換を前提としする経済から、与え合うことを優先する経済の在り方―ギフトエコノミーへシフトするタイミングをが到来しているのです。ギフトエコノミーの概念のポイントは、パーパスのもとで、モノの循環と同時に優しさも循環させようとする点です。人間社会の枠を超えて、この地球に生きとし生ける生命すべてに考えをめぐらせてはじめて、技術も経済も生きてくるという考え方です。そしてSDGsはまさに、そうした考え方を体系化して世界に示したものでもあるのです。

これまで人間は、自分たちがどのように豊かになっていくかを考えてきた。
1960年代のビジネスでは、「どうすれば自社が豊かになるのか」が主眼に置かれていた。
1980年代になると、「どうすれば人類が豊かになるのか」を考えて、顧客の満足度も意識するようになった。
そして、2020年代からは、「どうすれば地球が豊かになるのか」を考えるようになっている。人類だけが幸せになればいいというものではない。地球に存在するあらゆる生命にとって、ベターな社会を作っていくべきなのである。

もはや地球上に敵はいない。同業他社とシェアを奪い合う時代ではなくなった。
どうすれば、社会を良くしていけるのか、多くの企業が協力し合い、未来を作っていくのである。
時には自社がリスクを背負い、時には他者にリスクをカバーしてもらいながら、新しいビジネスが作り上げられていく。どれだけ多くの企業から信頼を勝ち取り、協力していけるのかが、これからの時代の企業の生き残り戦略である。

企業同士の信頼関係も、人間同士の信頼関係と同じように、信頼するところから全てが始まる。
信頼するために大切ことは、自信を持つことだ。
信頼とは他者に依存することではない。自立した個が、自立した他者と協力することを信頼と呼ぶ。
多くの企業から信頼を勝ち取るためにも、一企業として自立することが何よりも重要である。

まとめ

今回は、「どうやって社会を良くしていくのか」というマーケティング3.0の考え方、そうやって変わっていく社会の中で企業が生き残っていく道筋を考えてみました。
競合するべき敵を見つけるのではなくて、同じ目標を持つ仲間を見つけていくことが、これからの時代のビジネスの肝である。
そして、その仲間を信頼するためにも、自らが自立し、確固たる自信持っていることが重要である。
しっかりと自立し自信をつけていくためにも一番大切なことは、自分自身に目を向けて成長することである。

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あとがき

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
本記事はあくまで830の主観を織り交ぜた上で、書籍の紹介をさせて頂いております。書籍との食い違いが生じてしまっている場合もございます。ご理解頂けますと幸いです。
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