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「採用基準」のすすめ_1

②先頭を走る

「最初の一人になる」、「先頭に立つ」ことを厭わないのがリーダーです。集団の前で何か新しいアイデアが披露され、「誰かこれにトライしてみたい人はいますか?」と問われた時に、周りの様子をうかがうのではなく、すっと自分の手を挙げて、「私がやりましょう」と声を上げるのがリーダーです。
(中略)
リーダーというポジションを「目立ちたがり屋がやりたがるポジションだ」と考えている人は、リーダーとして先頭に立ち、苦労した経験がないのでしょう。リーダーは多くの場合、他のメンバーより圧倒的に大きな負担をしょい込んでいます。それでも成果を上げるために、最初の一人になろうとする人がリーダーなのです。

本書ではマラソンを例に紹介されていますが、先頭を走るというのはとても大変な事です。自分でペースメーキングをして、風の抵抗を全て受けながら前に進んでいくというは大変なのです。だから、多くの大会ではペースメーカーが雇われ、30kmくらいまで伴走する。
これと同じことがリーダーにも言えます。前例のない事を自ら提案して進めていくというのは、まさに先頭を走るという事です。多くの批判を浴びる事でしょう。多くの人に嘲笑されることでしょう。そういった抵抗を一身に背負い、みんなを引っ張っていく。それがリーダーなのです。

リーダーの大切さは、経験した人にしか分かりません。だからこそ、リーダー経験のある人は挑戦する人を心から応援しようと思う一方で、リーダー経験のない人は出しゃばりだと敬遠する。この違いは、チームの成果に直結します。リーダー経験のない人がいるというだけで、生産効率は圧倒的に下がってしまうのです。だからこそ、全ての人がリーダーの経験を積んでおくことが大切で、リーダーシップを身に付けておく必要があるのです。
ぜひ先頭を走り、先頭を走る経験をしてください。また、マラソンなどをすると、ペースメーキングの難しさを実感できるのではないでしょうか。